情報デザイン専攻の授業に「コンピュータグラフィックスⅠ・Ⅱ」という半期ずつの科目があります。この授業では実社会で広く使用されている3dsMAXという3次元CGソフトウエアを使用して、各種デザインの完成図からゲームのような仮想世界の構築まで広い応用分野で表現を行うための基礎を学びます。前半のコンピュータグラフィックスⅠでは、主にかたちのモデリングとマテリアル表現(色、材質感、照明と陰影、など)を演習の形で学んでいきます。今日は同ソフトウエアを使用し始めて2か月が過ぎたころの学生の提出物から、2つの課題にそって作品を紹介します。なお、それぞれの作品には作品と同時に提出した考察の文章を短くまとめてつけてあります。

 

課題1:ブリキのロボットがいる子供部屋を作ろう

これは基本的に単純幾何立体を組み合わせて作った【ブリキのロボット】やおもちゃについて、
1.大きさ、配置
2.マテリアルとテクスチャ(色や質感)
3.カメラの配置
4.簡単な照明
を考慮して一つのシーン(情景)を作成する課題です。

【学生作品】

CN_KidsRoom

全体的に色が明るいマテリアルを選んで制作した。ロボットはカラフルな色を使い、マテリアルはメタリックに統一して利用した(C.N.)。

 

MI_KidsRoom

積極的に画像を取り入れたり、鏡を使ってみたりなど、(制作に)いつの間にかこだわって作っている自分に驚いた(M.I.)。

 

RH_KidsRoom

梯子を上っているロボットは金属製のイメージ。梯子を上るときの形が複雑だった。また、指を丸めて梯子を掴ませるのが一番難しかった(R.H.)。

 

MO_KidsRoom

ロボットの配置と部屋に対するサイズ感にこだわった。思ったよりも可愛らしく、気に入っている(M.O.)。

 

MS_KidsRoom2

それぞれのロボットのポーズを考えるのがとても楽しかった。部屋はイメージ通りにパーティのような華々しく楽しそうなイメージに完成できた(M.S.)。

 

CT_KidsRoom

右のロボットはコサックダンスのような不思議なポーズをとっている。手を交差するが少し難しかった。足のバランスを考えるのも大変だった(N.T.)。

 

YS_KidsRoom

家具を様々なお菓子の形を使って作った。ロボットのマテリアルはそれぞれ全く違うものを使った。画像内の上からプラスチック、メタル、ペイント仕上げ(Y.S.)。

 

課題2:図面から部屋を作ろう

これは図面を読み込んで家具の作成を行う課題で、サイズ感を正しく把握することも目的としています。以下は課題説明用の教材の一部です。

【学生作品】

TO_Drawing_gazou

教材の手本を参考にしつつ、実際に自分の部屋にある家具を置いて工夫をした。シンプルだけど暖かい部屋をイメージして、木材のマテリアルを多く使用した。後期の授業では今回出来なかったことも含めてもっと発展的に学んでいきたい(T.O.)。

 

AN_Drawing_1

統一感があり、なおかつステイリッシュな部屋にしたかったので、白、水色、赤で家具や寝具、小物類をそろえ、照明もやわらかい色ではなく冷たい色にした(A.N.)。

 

MS_Drawing_1MS_Drawing_3

全体的に温かみのある雰囲気の部屋を作りたいと思い、マテリアルに木目を多く使用した。台所のシンクは丸みのある四角でブール演算した。全体的に難しい課題だと思ったが、やりがいがあると感じた(M.S.)。(あえて、まわりの壁などを取り除いた表現を行っている)

 

NN_Drawing_2NN_Drawing_3

授業で配布された図面を基に独自のアレンジを加え、オブジェクトやJPG画像などは全て自作した。風呂場は、それらしくなるように壁や床には他の部屋とは違うマテリアルを使用した。しかし、なかなか風呂場らしさが出ず、風呂場らしさとは何かということを考えさせられた(N.N.)。

 

MH_Drawing_2MH_Drawing_1

全体的にモノトーンにしたかったので、基本、黒か白であとは木材の三つで統一感を持たせるようにした。黒の棚はあえて飾り棚として枠だけにした(M.H.)。

 

AM_Drawing

ソファーはインターネットでモデルを見つけ、それを手本に作ってみた。マテリアルはレザーを想定した。UVWマップで調整するのが難しかったが、形は自分の中では満足している(A.M.)。

 

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デザイン専攻の2年生の後期に開講されている「プログラミング論及び演習」という授業を昨年度に引き続き紹介します。この授業で使用するプログラミング言語は、2014年度から従来のC言語からJavaScriptに変更しまして2015年度は2年目となります。2015年度から私(藤村)と非常勤の山崎大助先生が授業を担当しております。

本年度は、JavaScriptの基礎を学んだ後、jQueryライブラリやp5.jsライブラリの活用方法などを学びました。p5.jsはJavaScriptでアニメーションや音楽を扱いやすくする新しいライブラリで、2015年度から導入しました。ちなみに、p5.jsについてはこちらにも記事があります。

授業の最後の3回では、授業で学んだ技術を駆使して自由にWebアプリを制作しました。以下に3つの作品を紹介します。HTML5対応のPC版ブラウザ(Chrome, Firefox, Microsoft Edge等)で閲覧した場合には、以下の画像をクリックすると、別ウインドウが開き、実際に操作することができます。

最初の作品は、マウスで画面上をクリックして隠されたヒントを読み、解読して部屋から脱出するゲームです。これを作成した学生によりますと脱出ゲームとしては難易度が低いそうですが、脱出ゲームに慣れていない人にとってはかなり難しいと思います。10分で解ければ天才かも?

脱出ゲーム
escape

次の作品はお絵かきツールです。PCに保存されている任意の画像を背景画像としてアップロードすることができ、お絵かき後、キャンバスを右クリックして画像をダウンロードすることができます。ちょっと手書きを加えたいときにとても便利ですね。

お絵かきボード
drawpict

最後の作品は以下の画像から想像できますようにキーボードです。PCのキーボードがキーボードとして:-)音楽を演奏することができますし、ドラムや音量や音程を変化させるイコライザーの機能もあります。詳しく説明しなくても使えると思いますので、是非、演奏してみて下さい。zキーを押すと音楽も流れます。

キーボード
music

この授業では、このようにjQueryやp5.jsのライブラリを使って、脱出ゲーム、お絵かき、キーボードといった幅広いWebアプリを自由に制作することができました。3年生、4年生では、この経験を生かして、本格的な作品制作にチャレンジして欲しいと思います。

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情報デザイン専攻では、はじめてプログラミングを学ぶ1年生向けに「プログラミング入門」という授業があります。この授業では、図形やアニメーションを描きながら、楽しくプログラミングを学ぶことができるProcessingと呼ぶ言語を使用しています。

今年度も最後の3回の授業時間を使ってプログラミングコンテストを実施しました(これまでの結果はこちらからご覧になれます。第1回コンテスト第2回コンテスト)。今年のコンテストのテーマは「つながり」です。「つながり」という言葉から連想されるテーマを自由に取り上げ、アニメーションやインタラクティブな操作を取り入れた作品制作に取り組みました。

最後の授業では、Web上にアップロードされた4クラスの全作品を学生全員で相互鑑賞し、投票を行いました。この投票結果と教員による評価を合わせ、最優秀賞、優秀賞作品を選出しました。今年度はなかなかの力作ぞろいで、例年より多くの作品がノミネートされました。審査の結果、最優秀賞2件、優秀賞2件を選出しましたので、ご報告いたします。受賞されたみなさん、おめでとうございます。下の画像をクリックすると、別ウインドウが開き、HTML5対応のChrome、Firefox等(IEはバージョンによってNG)で閲覧した場合にはマウスやキーボードで操作することができます。

【最優秀賞】


yamanote

山手線の全駅を電車が順に走っていく作品です。コミカルな電車の描写が面白いだけでなく、走っている電車がどこを通過中かが画面下部のガイドに連動して表示されています。


sweets

星がまたたく月夜。スイーツをクリックすると、スイーツが勢いよくジャンプします。背景の星がまたたいたり、ジャンプの際に一緒にハートが飛び散るなど細かい工夫が施された、技術的にも評価の高い作品です。

【優秀賞】

gear

歯車で「つながり」を表した、歯車の美しさが際立つ作品です。歯車を動かす/止めるのを操作することができます。

train

電車の車両をユーザのキー入力で連結させ、連結後に走り出すことで「つながり」を表現しています。

これらの作品を作られた学生には、後日、「第3回プログラミング入門、プログラミングコンテスト」にふさわしい記念品が授与されます。残念ながら受賞とならなかった作品のなかにも大変素晴らしい作品が多くありました。この授業を通じて学んだことを生かして、2年生の授業でもますます腕を磨いていってほしいと思います。

受賞者のコメント(追記)

今回の作品は見てもらう人にインパクト、華やかさを感じてもらうこと、また触って遊べることをコンセプトに作りました。作品を作りはじめた当初はプロセッシングに苦手意識があり、自分が考えたアイデアをなかなかプログラムにすることができませんでした。そこで一度にすべてを作るのではなく、授業内容を復習しながら実現したいイメージを簡単に作りすこしずつ完成度を高め、苦手意識を克服しながら作品を完成させました。工夫した点はたくさんのランダム要素を加えたことです。右にはねたり左にはねたり、出てくる星やハートもそれぞれにいくつかのランダム要素が加えられています。また、後からソースがわかりやすく、変更しやすいように書くことも心掛けました。最優秀賞をもらい驚くとともに、嬉しさでいっぱいです。家族や友人、犬とも喜びを分かち合いました。(Y.T.)

「つながり」というテーマより、歯車同士の力のつながりを考え、今回作品を作りました。画像を使用せずProcessingのみで作品を作りたかったので形にするのはとても大変で時間がかかりましたが、この度優秀賞を受賞することができ、喜びでいっぱいです。自分が作りたいと思うものを形にするのはとても大変なことですが、達成感や自分への自信へと繋がっていくと思うので、これからも努力を怠らないよう頑張りたいと思います。(M.S.)

「つながる」というテーマから汽車の連結が思い浮びました。プログラミングは授業で習ったもので組むことができましたが、もう少しシンプルにまとめることができればよかったかなと思います。汽車の連結は、固定しておくものと動かすものとを区別して作るのに時間がかかり大変でしたが、私自身、一番気に入っているところです。これからも授業や自習を通してスキルを上げていきたいです。(F.M.)

 

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社会情報学部情報デザイン専攻2年生の合田加奈子さんが中山隼雄科学技術文化財団の主催する社会を変える「夢のゲーム」のアイデア募集に応募し、459件の応募作品の中、最優秀賞を受賞しました。本コンテストを主催している中山隼雄科学技術文化財団は、「人間と遊び」という視点に立った「科学・技術・文化」に関する研究開発に対して支援を行っており、その一環として、ゆとりと活力のある社会に貢献する目的で夢のゲームのアイデアを募集しています。以下、合田さんからの受賞報告です。

1. コンテストを知ったきっかけ

私が、このコンテストを知ったきっかけは、2年生で受講している松田先生の講義である「情報処理機器概論」(注: スマホやタブレット、ゲーム機、パソコンなどの情報処理機器に関する入門的な講義)でした。紹介されたコンテストの内容がゲームに関するものであり、サークルや趣味でゲームを作っていたので、興味を持ち応募をしようと思いました。その後、松田先生に応募する旨を伝え、アイデアの相談にのってもらいました。

アイデア募集

2. 応募までの経緯と応募内容

今回のコンテストは、ゲームの内容とそれを説明する図を描いて応募すると言うシンプルなものでした。このため、まずはゲームの内容を考え、説明する文章を考えることから始めました。コンテスト応募までの経緯は次のようになります。

  • 4/24 「情報処理機器概論」の講義でコンテストを知りました。
  • 5/7   ゲームのアイデアを考え始めました。
  • 5/8   松田先生にゲームのアイデアと内容の相談にのってもらいました。
  • 5/10 コンテストへ応募。ゲームの内容と図をホームページのメールフォームから提出しました。

コンテストの結果は、6/15にメールで頂きました。なお、コンテストに応募したゲームの内容と図は次の通りです。

アイデア内容

アイデア図

 3.  応募にあたって考えたこと

今回「自分を好きになるゲーム」を考えた理由は、自分のこれまでの体験からです。私は幼い頃内気な性格でしたが、人から褒められたりお礼を言われたりしたことで、自分を変えることができました。そんな体験から、自分に自信を持つことで、こんなにも世界の見え方が変わるのかということを実感しました。

今、塾講師のアルバイトをしています。塾に来る子ども達は勉強が苦手で自信のない姿が多く見られます。答えが間違っていたとしても「頑張って最後まで問題に取り組んで偉いね」と当たり前のことを褒めるよう心がけています。それらを通じて、自信を持って欲しいと常日頃思っていました。

「出来て当然」だから何も言わない、言うのは恥ずかしい。もしそれを口に出して伝えられたら、その人の心は喜びに満ち溢れると思います。そしてそれが自信へと繋がるのではないでしょうか?

4. 終わりに

今回のコンテストには老若男女様々な職種の人たちが応募し、驚くようなアイデアが数多くありました。私が提案したゲームはまだまだ足りない部分があると思いますが、評価されたことを非常に嬉しく思います。また、他の受賞者のアイデアや考えも知ることができ、今まで気が付かなかった問題点を知ることができました。自分の視野を広げるためにも、来年もまた応募してみたいと考えています。

最後に、このような機会を与えて頂いた松田先生に感謝します。

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情報デザイン専攻2年生の必修科目「クリエイティブ思考法」の第1回目(4月14日)は、今年度も本学名誉教授の田邉和子先生をお迎えして、「女性として生きる-卒業生の就職を通して」というテーマで講演していただきました。

田邉和子名誉教授の講演

講演の前半では、先生のご専門の原子核物理から、原子力の優れた点と問題点について学生にわかりやすい説明がなされました。後半では、情報デザイン専攻の卒業生の就業状況や、女性が活躍できる職業や仕事の選び方などについて、具体例とともに話が進みました。

学生は受講後の感想文で、たとえば「2011年度の東日本大震災で起こった様々な問題を自分自身のこととして捉えるようになった」と述べたり、また、就職について、「女性として社会で生きていくために、改めて考える機会になり、大学での勉強に対する意欲が一層高まった」と述べるなど、この授業をきっかけに社会への関心や本専攻で学ぶ意味を再確認できた様子でした。物事をいろいろな切り口で考えることや、積極的に新しい情報にアクセスして判断を行うことの重要性についても感想文で触れられていましたが、これは当授業の狙いである「気づき」であり、今後さらに理解を深めて行動に移してほしいものです。

 

以下は、講演後の学生の感想文から抜粋したものです。

 

放射能は害を与えるだけのものだと思っていましたが、考古学における年代の調査で必要なものだと知り、害を与える一面もあるものの、歴史を解明するという偉大な研究の一部に必要だということに驚きました。今まで原子力と考古学は全く関わりのない学問だと思っていたため、大きな関わりがあったことにも驚きました。(Kさん)

新しいエネルギー源が作られている事を知り、うれしかったです。もっとCO₂を作らず効率よく発電できる方法が開発されて安全な物ができるといいなと思いました。(中略)
卒業後の進路については、大妻は就職率が高く情報系が強いと聞きこの学部(情報系)での学びを生かして就職が決まるといいなと思いました。(中略)
企業側が求める礼儀正しさ、協調性をあと3年間で身に付けていき、普段から礼儀に気を付けて行動していこうと思いました。必要だと思われる人材にどうしたらなれるのだろうと考えられるきっかけになる講義でした。(Cさん)

 原発事故による放射能汚染で人体の影響など様々な不安要素が身の周りに起きていることを改めて知りました。しかし、それに対処しようと検出器の開発、宇宙線のミューオン測定装置の発明などの対策に取り組んでいることに感心しました。このような技術がますます必要となってくるとのことなので、私も大学で広い視野を持って学び、能力や技術を伸ばしていきたいです。(Aさん)

 東日本大震災の時の原発事故における放射能について、イメージはできても詳しいことは知らなかった。地震から月日が経ち、以前よりは原発問題などが報道されることは少なくなったが、未だに問題は多く残っていることが分かった。放射能などの問題などから他のエネルギー源を利用していこうとしても、それぞれにメリット・デメリットがあるため、簡単には移行することはできないということが、難しい問題だと感じた。(Kさん)

原子力発電について、今まで問題の内容をしっかりと理解してニュースを見てはいませんでした。今日のお話しを聞いて何が問題であるのか、知ることができました。今まではニュースを何気なく見ていましたが、汚染の現状や原発の内部についての詳しいお話しを聞いたことで原発問題への考えも変わりました。
人間の生死にも関わる自国の問題なので決して他人事ではないと感じました。原発に問題があるから代替エネルギーを使おうといっても、代替エネルギーにもそれぞれ問題があったりして、簡単に解決できる問題でもないので深刻なことだと思いました。(Mさん)

会社の選び方で将来伸びそうな会社、働き易い会社などの資料がとてもためになりました。企業が求める、基礎学力、協調性、礼儀正しさ、気配りなどを日頃から意識し、大学生活で身に付けていきたいです。(Nさん)

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デザイン専攻の2年生の後期に開講されている「プログラミング論及び演習」という授業を紹介します。この授業は2013年度まではC言語を使っていましたが、2014年度からは、近年利用が広がっているJavaScriptに変更し、Web技術の基礎を学ぶ授業にしました。JavaScriptは、Webブラウザ上で実行可能な言語ですので、Windows、Mac、iOS、Androidによらず実行できること大きなメリットです。さらに、HTML5の普及によりOSの基本機能が利用可能になり、3DCGやゲーム等を含む、あらゆる分野のアプリが制作できるようになったため、JavaScriptは、ますます重要となっていくでしょう。

本年度は、JavaScriptの基礎を学んだ後、jQueryライブラリを活用して対話的なユーザインタフェースの制作方法を学びました。そして最後の4回では、enchant.jsライブラリを活用してJavaScriptで動くゲーム作品を制作しました。以下に制作したゲーム作品を紹介します。以下の2つの作品は特に完成度の高さが際立つ優れた作品でした。画像をクリックすると、別ウインドウが開き、HTML5対応のChrome、Firefoxで閲覧した場合にはマウスで操作することができます。

※「メモリー」はスマートフォンでも動作しますが、他の作品はキーボード(矢印キー)が必要ですのでPCで操作して下さい。

【最優秀賞】メモリーprog2014_memory

【優秀賞】忍者を入れるな!prog2014_sengoku

また、以下の3作品は、惜しくも優秀賞とはなりませんでしたが、楽しめる作品でしたので、紹介致します。

ハートを集めて♥prog2014_usagi

宇宙サッカーprog2014_space

りんごをゲットprog2014_apple

この授業を受講した2年生の皆様、3年生からはWebプログラミング、アルゴリズム論及び演習、オブジェクト指向プログラミング論及び演習、画像処理論及び演習、情報処理応用論及び演習など、プログラミングを学べる授業がたくさんありますので、引き続きプログラミングを楽しんで下さい。

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情報デザイン専攻2年生の必修科目「クリエイティブ思考法」の第2回目(4月22日)は、今年度も筑波大学システム情報系から三谷 純准教授をお迎えして、伸縮の無い平板素材を折ることによるモノ作りとしての折り紙について、『折り紙における創造性』というタイトルで講演していただきました。

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『古くから日本に伝わる「折紙」は、私たちの多くが幼少のころに体験し、親しんでいるものです。一方で、最近では折紙に関する数理的な側面からの研究が進み、従来の折紙とは一線を画するような作品が登場するようになりました。とくにコンピュータを使った設計支援の技術の進歩は目覚ましく、曲線・曲面を含む折紙の設計も可能になりました。』という三谷先生の前置き説明に、学生は興味と驚きを同時に感じたようでした。

講義では、折紙の形が折り線の配置によって規定されることを主題に、折り線の配置に関する法則や、折り線の設計方法の解説の後、三谷先生が開発したソフトウェアのデモンストレーションや制作風景の動画などを通して、折紙設計の実際を知ることができました。

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また、蛇腹折りと中わり折りを組み合わせた簡単な折りや、曲線をもつ「花型」の折り紙も体験しました。このような工夫に富んだ講義を通じて、受講生は従来の「折紙」の固定概念から離れ、折りの新しい可能性を感じてもらえたことと思います。

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以下は、講演後の受講学生の感想から抜粋したものです。

たった1枚の伸縮しないただの紙だったものが、躍動的に表現力をもった立体へと華麗に変化していく様にとっても驚きを感じました。小さいころに遊びで折り紙をした時に、1つ1つ工程を終えて完成へと近づいていく時のワクワクした気持ちを思い出し、懐かしくもなりました。また、コンピュータを用いることで広がるクリエイティブな活動の可能性を感じました。コンピュータといえば計算力を活かしたシステム系のイメージが強くありましたが、このようなデザインの分野での技術を知ることができ、改めて情報デザインに興味を持ちました。今、学んでいる科目やこれから学ぶことができる情報系の科目を、より懸命に取り組んでいきたいと思いました。【Y.K.】

コンピュータを使って設計しながら様々な折り紙の研究をしている方が世界に数多くいらっしゃると聞き、正直驚きました。折り紙がなぜ情報系と関係性があるのか、講義を聴くまでは疑問でしかありませんでした。しかし、コンピュータを使って作りたいモノや形を設計したり、数学的・工学的な面から折り線の配置や曲面の作り方などを研究されているとのことで、とても面白いと思いました。また、デパートの展示品やPVの背景、服のデザインなどにも折り紙の技術が取り入れられていて、「折り紙」というものはとても幅広い可能性を持つものだと感じました。昔ながら遊びの1つとしか今までは考えていませんでしたが、今日の講義を聞いたことで、私の中で折り紙の考え方が変わりました。【M.O.】

今回、三谷先生から教えていただいたことは“大人の折り紙”。折り紙は子供がする遊びという考えを覆すものでした。大人が大人の頭脳をフルに使って折り紙をすると、ぞの1枚の紙が限りない可能性を生み出すことができるという。その可能性はとても大きなもので、世界にも影響をあたえたという事実がとても嬉しく、日本人としての誇りを感じることができました。【M.H.】

折り紙は昔からある平面的なものであると思っていたので、折り紙と現代的なグラフィックデザインやPCとの組み合わせはすごく意外だと思いましたが、講義を聞いて今や折り紙はただの遊びではなく、最先端技術の開発にも大きく関わっていると知りました。【M.T.】

蛇腹折りや、曲線をもつ折り紙を体験した時の感覚が、数学を勉強している時やプログラミングを勉強している時と少し似ていることに気が付きました。完成をイメージしながら作る立体的で曲線の多い折り紙を折る作業は、子供の頃のようなワクワク感を思い出す一方で、大学で学んだプログラミングなどの情景も脳裏に浮かび、懐かしいようなそうでないような不思議な気持ちになりました。【H.A.】

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社会情報学科共通科目の「情報セキュリティ論」(6月24日、26日)において、「情報セキュリティ事案の現状~インターネットの情勢~」と題して、警察庁サイバーテロ対策技術室の山本均氏をお招きし、最新のセキュリティ事情についてご講演いただきました。

 
講演では、最初に情報セキュリティの基礎事項に触れ、その後にインターネットの利用動向と、それに伴う被害の数字が示されました。続く「インターネット上の脅威を知ろう」では、個人と企業にかかる脅威・対策が紹介されました。
まず個人にかかる脅威では、「フィッシング詐欺」「クライムウェア」「Webページ改ざん」について、具体的な仕組みと対策が挙げられました。
企業にかかる脅威では、「標的型攻撃」が取り上げられました。近年、特定の思想団体による事例が増えていること、標的型メール攻撃によって、当人さえ気付かない情報資産流出の危険性があること、ソーシャルエンジニアリングを駆使した入念な準備が行われていることなど、様々な事例が紹介されました。
最後は常に見直しと改善を怠らない姿勢の重要性を強調され、講演の結びとなりました。

 
以下に受講者の感想の一部を紹介します。

「事例を目の当たりにしている本職の人からの話は、リアリティがあってよかった。」
「URL確認によってフィッシング詐欺を防げる場合があることを知った。」
「何を根拠に相手を信頼するかを明確に意識することが大切だと思った。」

 
特に、日頃手にする携帯電話についての感想が目立ちました。
「高度な技術を使った情報漏洩だけでなく、スマホの覗き見などの方法にも注意が必要だとわかった。」
「携帯電話アプリのアクセス許可を確認しようと思った。」

 
また、感想の中には、
「実際の被害にあったとき、警察はどういう操作をするのか、もう少し知りたかった。」
「(遠隔操作による)誤認逮捕に、どういう対策をしているのか気になりました。」
という声も挙がっていました。

 
報告:中西達夫
 

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情報デザイン専攻2年生の必修科目「クリエイティブ思考法」の第3回目(4月30日)は、情報デザイン専攻(旧社会情報処理学専攻)の3名の卒業生を迎えて、『企業人として生きる』というタイトルで講演していただきました。

今回講演いただいた3名は、国立の工学系大学院へ進学した後に大手通信会社のSEを経て、CEOオフィスやネットワーク系の業務を担当されているH.T.さん、大手通信会社でシステム担当の主任をされているM.Y.さん、大手銀行のインターネットバンキングシステム部でSEを経て、与信企画部で銀行全体の与信管理を担当されているM.N.さんで、本専攻を卒業して6年になります。お一人ずつ、企業で働く楽しさや満足感、アルバイトからでは理解できない社会で働くことの充実感、また、辛いことや休日のプライベートな生活などについて、自分の経験に基づき具体的にお話しいただきました。

講演の様子
講演の様子

今年の講演内容の共通していた特徴の1点目は、企業のグローバル化に向けて、社員の語学やコミュニケーション力の重要性を強調されていた点です。外資系の色彩の強い企業に就職して社長秘書の経験もあるH.T.さんは、英語の発音も大変すばらしく、まさに生きたコミュニケーションを日常的に行っているという実感が伝わってきました。学生の感想文からも、多くの学生がこの点について心を動かされたようでした。また、2点目は、専門性を高める必要性が求められるという点でした。3名ともSEという専門性の高い職種の経験がありますが、基本情報処理技術者試験への挑戦、TOEICへの挑戦など、企業に勤めながらもさらに専門性を高める学びを日々行っているとのことでした。

講演の様子
講演の様子

M.Y.さんからは、SEの仕事について、V字型モデルを例にシステム開発におけるSEの役割、求められる能力を話されました。SEの仕事はメリハリがあり、時間に追われる時期もあるが、仲間と共同で開発してきたシステムが完成したときの充実感や時間に余裕があるときの時間の過ごし方など、専門職性の高い職種の働き方の楽しさが紹介されました。金融関係の仕事をしているM.N.さんからは、自ら仕事に手を挙げる勇気と大切さを話されました。3名の方々に、将来の自分について、どう在りたいか語っていただいたとき、全員が働き続けていきたいと答えていたのが印象的でした。

講演の様子
講演の様子

公演後の質疑応答では、就職活動の方法や体験、後輩へのアドバイスなどに話題が移り、在校生が就職活動を身近な問題として感じ始め、就職活動を考える貴重な時間が共有できたと見受けられました。本講演の一つの目的が達成されたのではないかと思います。

公演後に控室に戻り、3名の先輩達の雑談のなかで特に印象的だったことは、「自らの職業人生を考えたとき、資格、特に教職の資格を取っておきたかった」という内容でした。(1名の方は、取得されて卒業されています。)今から取るにはどのような方法があるのか、そのとき大学はどのようなことを支援してくれるのか、など具体的な話へと広がりました。

 

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情報デザイン専攻2年生の必修科目「クリエイティブ思考法」の第2回目(4月23日)は、筑波大学システム情報系から三谷 純准教授をお迎えして、『折り紙における創造性』というタイトルで講演していただきました。

伸縮のない平板素材を折り上げるだけで形を作っていく折り紙は、非常に創造的な思考を必要とするモノ作りですが、三谷先生はコンピュータによるプログラミングを駆使した、伝承折り紙とはまた異なった独自の折り紙の世界をご紹介くださいました。
 
講義の様子
講義の様子
 
講演の最中、学生は1枚の紙を渡され、蛇腹折りと中わり折りを組み合わせて平面を立体化する作業に取り組んだり(図1)、三谷先生の作品の折り紙展開図をいただいて美しい球形を作成したり(図2)と、実際に体験する中でコンピュータが作った曲面も含む新しい折りの世界を理解したようでした。
 
図1 体験した折り
図1 体験した折り 蛇腹折りと中わり折りの組み合わせ
(三谷先生講義資料より)
 
図2 体験した折り
図2 体験した折り 球状折り紙の一例
(三谷先生講義資料より)
 
以下は、講演後の受講学生の感想から抜粋したものです。
 
折り紙は伸縮性のない平面を素材とする、というような制限があっても、何らかのパターン(法則)を見つけて、それに“なにかに応用できないか”と考えることはとても大事で意味のあることと思ったし、この“考える”という行動は、新しいものが生まれるときに必要不可欠な努力だと改めて思った。【M.N.】
 
今日の講義を聴いて、まず折り紙の奥の深さに驚きました。既存の折り方にとらわれず、自分でイメージしたモノを作るということに心を動かされました。山折りと谷折りのシンプルな組み合わせから、芸術的な立体ができていく過程にはとてもわくわくしました。私たちが学んでいるプログラミングは硬いイメージがあり、芸術とは遠いと存在と思っていましたが、実は相性のいい部分があるのだと感じました。【K.K.】
 
折り紙作品には数学的な規則があるということを初めて知って、興味が湧きました。授業で折った何気ない折りのモチーフも、再度拡げてみると、こんな風になっていたのかと新たに発見することばかりで、今までは完成形しか見ていなかったものを別の角度から見て考えるという経験ができてとてもよかったです。【S.S.】
 
今日のような幾何学的な立体を作り出す折り紙をみたのは初めてでした。1枚の紙で作られているとは到底思えませんでした。プログラムを組んでコンピュータに折り線の複雑な計算をしてもらうときいて、プログラミングに対して、より興味がわきました。プログラミングに関しては勝手な苦手意識がありましたが、すこし軽減された気がします。今日の講義で自分の視野が拡がったと思いました。【H.T.】
 
普段当たり前だと思っていたことなども、今回の折り紙のように深く深く考えてみると、新しい何かを(法則など)を発見できたり、そこからさらに自分の発想で新しいものを作り出せるのだと思いました。身近な何かから見つけ出してみたいなと思いました。【J.S.】
 
折り紙をデザインとして考えた時に、一枚の板や布、紙で作ることで軽量化ができたり、低コストでできたりすることもあるかもしれないと、すごく想像や夢が広がる世界だなと感じました。人は人が創り出した知識や技術を余すところなく駆使してよりよい環境を作るべきだと私は考えていますが、何かを折って何かを作るというのも、すごく未来のある環境作りの一つだと思いました。【A.S.】
 

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