98年度社会情報学部社会情報処理学専攻(現 情報デザイン専攻)堤ゼミ卒業の長沢安希子さん(卒業生インタビュー参照)が、『2013年度 Google アニタ ボルグ記念奨学金: アジア太平洋(APAC) 』に採択されました。

この奨学金は、昨年までアジア、インド、オーストラリア&ニュージーランドと各地域で展開されてきましたが、今年より初めてアジア太平洋(APAC)として開催され、女性がコンピュータとテクノロジーの分野で卓越しロールモデルやリーダーとして活躍するよう、奨励することを目的としています。

アニタ・ボルグ博士(1949-2003)は、技術的な専門知識と勇敢なビジョンを示し、テクノロジーに対する人々の考え方に革命を起こすなど、コンピュータやテクノロジー分野に存在する女性やマイノリティーの進出を阻む障害を取り除くことに人生を捧げました。本奨学金は、Googleが、アニタ・ボルグ博士のビジョンを促進する取り組みの一環として2004年に設立しました。アジア地域では2010年より、アジア大西洋地域の大学においてコンピュータサイエンス、ソフトウェアエンジニアリングもしくはそれに近い専攻に在籍し、高い学業成績を収めコンピュータサイエンス分野へのパッションを持った女子学生の中から書類選考と面接を経て、奨学金受賞者を複数名選考しています。受賞者は、Google Inc.の招待を受け、9月にシドニーで開催される交流会に参加する予定です。

長沢安希子さんは、本学情報処理専攻を卒業後、東芝情報システム株式会社に入社し、組み込みシステムのエンジニアとして第一線で活躍する傍ら、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科修士課程に社会人学生として入学し、勉学に励み高い向上心と地道な努力を続け、本奨学金受賞へと至りました。なお、長沢安希子さんは、2013年7月5日の記事でも掲載させていただいたように、6月20日の本専攻の基礎ゼミ、「情報デザイン基礎演習」で卒業生としてお話していただきました。

卒業生インタビュー:長沢安希子さん

参考:Google アニタ ボルグ記念奨学金: アジア太平洋(APAC)
http://www.google.co.jp/anitaborg/apac/jp/

OC7

7月28日(日)に多摩校でオープンキャンパスが開催されました(8月以降のオープンキャンパス情報はこちらからご覧ください)。
メイン会場では各種パンフレットなどの配布や学生による相談ブース、入試相談ブースなどが設置され、多くの来場者でにぎわっていました。また、例年以上に学部説明会に参加された方が多かったようです。

情報デザイン専攻の体験授業「映像制作のワークフローを体験しよう」「空間を手に入れよう!-3次元コンピュータグラフィックス体験実習」では、教室がメイン会場から離れているにもかかわらず、ご家族も含めて教室がほぼいっぱいになり大盛況でした。

学生の制作したプロジェクションマッピング作品のデモやAdobe After Effects、3DS-MAXといったプロ用ソフトウェアの体験も行われました。受講された高校生のみなさんは、グラフィックスや3DCG制作における業界標準のソフトウェアが、すべての情報処理室のコンピュータにインストールされている社会情報学部棟の充実した環境に驚かれていました。ただ、専攻においては、こうした専門スキルを学ぶだけではなく、幅広い教養や語学力、コミュニケーション能力を身につけるためのグループワークにも力を注いでいるという説明に熱心に耳を傾けていました。

8月、9月と体験授業はまだまだ行います。情報デザイン専攻の幅広さと奥深さをぜひ体験しに来てください。
オープンキャンパス2013

配布物
オープンキャンパスでの専攻オリジナルの配布物(卒業研究要旨集やパンフレットなど)