社会情報学部情報デザイン専攻の松田ゼミでは、地域連携プロジェクト「ヒューマノイドロボット Pepper を通した参加・体験型イベント」の活動の一環として11月18日に唐木田児童館で子供達を集めPepperの体験イベントを開催しました。

1. 児童館との協業

今回のイベントは、これまでに経験がない児童が対象であったため、イベントの設定は、唐木田児童館の三枝館長にアドバイスとご協力をいただいて行いました。児童館にイベントのポスターを作成いただき(図1)、事前の申し込み受付、参加人数の制限、参加者の把握などを行っていただきました。
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図1 ポスター

児童館によるとイベントの2週間前に受付を開始し、その日の内に50名の定員が埋まってしまったそうです。このことから、子供たちや保護者の関心が高いことが分かりました。最終的な申し込みは子供55名と保護者数名で、当日の参加者は子供53名と保護者数名でした。当日の会場の様子を写真1に示します。

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写真1 当日の様子

2. イベントの様子

当日は、松田が大学と研究の紹介を行い、次に、ソニー(株)でエンジニアをしてらした由谷哲夫氏から、招待講演として「Pepperの紹介とこれからのロボットとの関わり方」についてご講演を頂きました。

その後、ゼミ生が中心となってPepperと子供たちの体験イベントを行いました(写真2)。体験イベントは、Pepperと一緒に「ようかい体操第一」を踊るものとPepperとのじゃんけん大会です(写真3)。Pepperは人間と同じ速さでは動けないのでかなりゆっくりとした体操でしたが、それがかえって子供達には新鮮だったようで、非常に面白がっているように見えました。

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会場の広さの都合で50人が一度には踊れないので、2つのチームに分け交代で踊ってもらい、その後全員でPepperが音頭を取ってのじゃんけん大会を行い、最後に子供たちからの質問に答える時間を取りました。

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今回は「ようかい体操」や「じゃんけん」などインタラクションとしては比較的簡単なものでしたが、Pepperと一緒に遊ぶことで、人との関わりあいを主体にした新しいタイプのロボットを実際に体験でき、子供たちの関心を高めることができたようです。これが、その後の質問時間の盛り上がりにも続いたと思われ、「見ることができるのか?」「早く動けないのはなぜか?」「どうやって動いているのか?」「どうして勝手に動くのか?」など多くの子供たちが途切れることなく次々に質問を行いました。このため、当初10分程度を予定していましたが、子供たちの積極さに押され10分近くも時間を延長しました。最後にアンケートを行いました。

3. アンケートの結果

アンケートの結果を以下に示します。アンケートより、参加者の学年は1~3年生が中心で、男女比率はほぼ半々であることが分かりました。これから、男子だけでなく女子も高い関心を持っていることが分かりました。また、アンケートはとっていませんが、保護者の方もほとんど女性でした。

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また、イベントが楽しかったかどうかに関しては以下の結果から、高い関心を持たせることができたと考えられます。

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また、後日、三枝館長から、子供たちから「来年も来てほしい」、「Pepperは成長するのだろうか」といった感想があったというお話をいただきました。さらに、保護者の方から「将来はPepperのようなロボットが家庭に入ってくるのだろうか」など数日間は話題によく上がっていたとのことです。新しいロボットを感じていただくことができたと思われます。

Pepperは、独特の風貌をしており幼児だと怖がる子もいるので、小学生がどう感じたかもアンケートしました。

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結果は多くの子供が「かわいい」と感じており、何らかの好感を持ったといえます。Pepperが一所懸命踊る姿も好感を持たせるのに影響した可能性も考えられます。

4. おわりに

ゼミ生は、イベントで何をするかの検討、準備、児童館との打ち合わせ、当日の司会進行や子供たちの誘導を行い、外部の組織との協業や子供たちのパワーに実際に触れることで貴重な体験ができたようです。

最後に、児童館から「来年も是非成長したPepperを見せに来てほしい」との要望をいただき、来年度のイベントでもより進んだロボットの姿や関わり方を子供たちに見せられるよう今後も継続的にPepperを進化させていく予定です。

 

 

 

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デザイン専攻の2年生の後期に開講されている「プログラミング論及び演習」という授業を昨年度に引き続き紹介します。この授業で使用するプログラミング言語は、2014年度から従来のC言語からJavaScriptに変更しまして2015年度は2年目となります。2015年度から私(藤村)と非常勤の山崎大助先生が授業を担当しております。

本年度は、JavaScriptの基礎を学んだ後、jQueryライブラリやp5.jsライブラリの活用方法などを学びました。p5.jsはJavaScriptでアニメーションや音楽を扱いやすくする新しいライブラリで、2015年度から導入しました。ちなみに、p5.jsについてはこちらにも記事があります。

授業の最後の3回では、授業で学んだ技術を駆使して自由にWebアプリを制作しました。以下に3つの作品を紹介します。HTML5対応のPC版ブラウザ(Chrome, Firefox, Microsoft Edge等)で閲覧した場合には、以下の画像をクリックすると、別ウインドウが開き、実際に操作することができます。

最初の作品は、マウスで画面上をクリックして隠されたヒントを読み、解読して部屋から脱出するゲームです。これを作成した学生によりますと脱出ゲームとしては難易度が低いそうですが、脱出ゲームに慣れていない人にとってはかなり難しいと思います。10分で解ければ天才かも?

脱出ゲーム
escape

次の作品はお絵かきツールです。PCに保存されている任意の画像を背景画像としてアップロードすることができ、お絵かき後、キャンバスを右クリックして画像をダウンロードすることができます。ちょっと手書きを加えたいときにとても便利ですね。

お絵かきボード
drawpict

最後の作品は以下の画像から想像できますようにキーボードです。PCのキーボードがキーボードとして:-)音楽を演奏することができますし、ドラムや音量や音程を変化させるイコライザーの機能もあります。詳しく説明しなくても使えると思いますので、是非、演奏してみて下さい。zキーを押すと音楽も流れます。

キーボード
music

この授業では、このようにjQueryやp5.jsのライブラリを使って、脱出ゲーム、お絵かき、キーボードといった幅広いWebアプリを自由に制作することができました。3年生、4年生では、この経験を生かして、本格的な作品制作にチャレンジして欲しいと思います。

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