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3DCADの講習会が10月から始まりました

2017年11月28日

2017年10月2日から社会情報学部で3DCADの基本に関する講習会が始まりました。

これは本学部の授業、コンピュータグラフィックスⅠ・Ⅱで採用している3DCGソフトウエアなどを販売しているAutodesk社による3DCADソフトウエア「FUSION 360」学習の教育機関限定企画で、今回、株式会社Tooのご協力により実現しました。

  第2回講習会の風景

講習は月1回全4回の実習から構成されており、第1回はボトルの設計、第2回はデジタル時計のケースの設計を行いました。多くの学生は3DCGソフトの使用経験があるため、形状のモデルを作成する段階で、対称性やねじりなど形の特徴を制御する操作は問題がないようでした。しかし、新たな形状の追加などを行うために、作成中の形状の特定の部分にスケッチ平面と呼ばれる基面を生成したり、形状に合わせて寸法を制御したりする部分では、初めての操作やその便利さに感動していたようです。

作成途中の3DCAD画面(デジタル時計のケース)

少し言葉が難しくなりますが、使用したソフトウエアはフィーチャベースモデリングを基本としています。これは、平面形状から回転や押し出しによって生成した単位形状(フィーチャ)の積み重ねとして設計を行っていくものです。この方法は現在の3DCADの主流になっているので、学生は意識するしないに関わらず、社会に出てからも活用できるスキルを身につけられることになります。

毎回14時40分から18時まで、通常授業の2コマ分を使用していますが、株式会社Tooの講師とアシスタントが付きっ切りで教えてくださいますので、新規ソフトウエアに挑戦したにもかかわらず、講習の進行についていけない学生はほとんどなく、また、学部の授業の都合で途中から参加した学生にも親切に対応していただきました。

丁寧なアシスト

授業だけではカバーしきれない内容を、このような形で実施することを可能にしてくださった大学、学部に、またAutodesk社、Too社にもお礼申し上げます。今後、12月、1月と講習は続きます。学生が学習意欲をさらに高め、より多くのものを得てくれるようにと思っています。

(文責:情報デザイン専攻 堤江美子)