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就職・資格情報

2012年社会生活情報学専攻卒業 菅沼瑞季さん/卒業生インタビュー

2012年卒 社会生活情報学専攻 佐藤ゼミ 菅沼瑞季さん
みずほ情報総研株式会社へ入社。医療福祉ビジネス第1部にてシステムエンジニアとして働いていらっしゃいます。

大妻女子大学に入学した理由を教えてください。

高校時代、テレビ番組を作る仕事に憧れて、大学では社会学やメディア学を学びたいと思いました。社会学部のある大学がそもそも少ないなか、メディア学も学べて、実家からも通える大妻女子大学は、最適な進学先だと感じました。女子校育ちなので女子大であることも良かったですし、親や先生からも「大妻女子大学は間違いなくいい大学だから大丈夫」と言われたことも後押しになりました。

入学して感じた大妻女子大学の魅力とは?

社会情報学部のキャンパスは心地よい学生生活を過ごせる場です。落ち着いて勉強する雰囲気がありましたし、学生のタイプやカラーは多様なので、「自分の個性と合わないのではないか」という心配も要りません。
カリキュラムについても、一・二年次で経済学、社会学、メディア学、情報処理を幅広く学んだ後に、自分の専門を決めて、少人数ゼミで研究ができるので、基礎から無理なく専門性を高めていくことができます。先生方は、とても熱心で面倒見が良いと感じました。ゼミの担当ではない先生も自分から質問すればなんでも教えてくださいますし、就職の相談にも乗ってくださいました。就職活動のサポート体制も充実していて、就職率が高いことも大きな魅力だと思います。

どの授業が印象に残っていますか?

二・三年時に選択した、社会とメディアの繋がりについて考察する「情報産業論」です。今のメディアが抱える問題をどう解決するか、今後のメディアにどんな問題が起こるのか、生活とインターネットがどう繋がっていくのか、などを学びました。その頃には、大学でメディア学を学んだからといってテレビ業界への就職に直結するものではないことは理解していましたが、この授業内容にはとても魅かれるものがあり、楽しく受講していました。

その後、経済学を研究する佐藤ゼミを選んだのはなぜですか?

経済学、メディア、社会学を学んでいくなかで、どうやったら企業は良くなるのか? という課題に興味が芽生えたため、優れた企業から何を学べるかを研究する佐藤ゼミの扉をたたきました。卒論では、企業の成長を妨げる弱点や課題を見つけるという観点から、企業の個人情報保護について研究しました。佐藤ゼミで研究を続けるうちに、企業を良くする仕事として法人相手の営業職に就きたいと思うようになりました。就職活動をしながら、これからの法人営業はシステムからのアプローチがメインになるだろうということから、システムエンジニアという職業にたどり着きました。いろいろな企業を比較検討するなかで、すでに説明会に参加して好印象をもっていた弊社から「大学推薦」という形で求人が来ていることを知り、ぜひ挑戦したいと思いました。

大学推薦とはどのようなものですか?(※)

みずほ情報総研を希望する学生はまず大学内で選考されます。次いで他大学の学生と一緒に選考されるという選抜方式でした。私の年度では選抜された3人が推薦を受け、最終的に3人とも入社しました。学生自身の適性もさることながら、大妻女子大学に歴史があり、企業から学生への信頼が厚い証拠でもあると思います。求人は企業の質も数もとても充実していますし、就職支援課のサポートも手厚く感じました。社会情報学部の就職率はとても高いのですが、特に佐藤ゼミは企業研究をしているためか、名のある企業に就職するゼミ生が多い傾向にあります。
 
(※)みずほ情報総研への大学推薦は、残念ながら現在はなくなっていますが、みずほ銀行、三井住友銀行、本田技研工業など多くの企業の大学推薦があります。

みずほ情報総研での業務内容について教えてください。

チームに所属し、ある企業のシステムの設計と開発をしています。一軒の家を増改築していくイメージです。大学時代、コンピュータにほとんど親しんでいなかった私はほぼ素人同然なので、理系の同期に比べるとものすごく苦労しています。それでもなんとか業務ができるようになるわけですから、1年目の研修はとても充実しています。それは弊社の長所だと思います。

御社には、きちんと研修を受ければ業務ができるようになる学生を採用している、という信頼があり、大妻女子大学の卒業生がそれに応えている、という感じですね。どんなときにやりがいを感じますか?

お客様が、私に直接ご要望をおっしゃるようになったとき「頼られているからしっかりしなきゃ」と気合いが入りました。ご要望をただ先輩に伝えるだけでなく、自分のアイデアや付加価値を混ぜ込めるようになりたいと思っています。3年目の秋に、初めてプロジェクトリーダーを任されたことで、これから自分が仕事を動かしていく局面が増えるんだろうなと感じ、自覚が芽生えましたね。

大学時代の経験が、社会人になってから生かされていると感じる部分は?

中学で始めたテナーサックスを、今も社会人サークルで続けているのですが、大学時代は一橋大学と津田塾大学のインカレサークルに参加していました。学内にも吹奏楽のサークルはありましたが、外に出たことで、いろいろな世界に飛び込む力、そこで初対面の人と関係を構築する力、自分のコミュニティを見つける力を養えたと思います。社会に出てからではなかなか身につかないと思うので、学生時代は学業も課外活動も、誘われたら食わず嫌いをせず、何事にも積極的にチャレンジしてみるといいと思います。