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谷口ゼミナール

サザエさんの家をつくろう!

2010年03月12日

-情報を整理し、自分で考え、かたちにして伝える-
【教員から】
 こんにちは。私たちは建築やインテリアを専門に学んでいます。建築なのになぜ社会情報学部?なぜ環境情報学専攻?そんな疑問がありますよね。
 情報リテラシー(=情報を十分に使いこなせる能力)は、パソコンによる情報処理能力だけではありません。例えば、家を建てる時も欠かせません。家族の高齢化、コスト、法規などの情報によって制約を受けます。これらは ‘社会情報’の中に含められそうです。また、周囲の高いビルで日当りがよくないとか、寒い地方で雪が多いとかの制約も受けます。これは‘環境情報’です。つまり、建築は社会生活や環境を総合的に反映した結果としてそこに存在します。広範囲にわたる情報を適切に判断して整理しなければ良い家はできません。
 特にこの専攻では環境に関する様々な授業が用意されています。ここが住居学科や建築学科にはない特徴です。

それを踏まえて、ゼミの活動を少しだけご紹介します。
 サザエさんの‘磯野家の新築’というテーマで普段の授業の成果を発揮してもらいました。波平さんが高齢化、カツオやワカメもやがて成長します。周りの環境も変わっていきます。そんな背景を自分たちで設定して、班毎に1軒丸ごと提案してもらいました。また、情報は受け入れるだけではなく、相手に的確に伝えることも重要です。この課題では、図面や模型という手段で、文字だけでなく自分たちの考えを相手に伝えることにも挑戦し、環境に配慮した楽しい作品たちが仕上がりました。

3つのサザエさんの家が完成
作成した模型の外観
作成した模型の間取り