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社会生活情報学専攻

メディアと社会変容/私のおススメ!

担当教員
池田 緑
履修年次
3、4年
テーマ
情報を使いこなす!

メディアで伝えられる情報は複雑な社会的背景を持ち、また政治性を帯びています。それらを理解することで、情報化社会を生きていくために必要な知識を得ることができます。メディアでの膨大な情報をどのように受け止めるのか。この問題に向き合うためには情報を読み解くスキルと戦略を身につけることが必要だと実感しました。

社会生活情報学専攻
社会生活情報学専攻
Y.Yさん

講義概要

情報の中身そのものではなく、ある情報がどのように社会で受け入れられ、人々に共有されるのかを考える方法論を「知識社会学」といいます。この授業では知識社会学的な視点を導入して、1.メディアそのものが、社会においてどのように受け入れられ、位置づけられてゆくか、2.メディアで伝えられる情報が、どのように社会に共有され、そこにはどのような政治的文脈が読み込まれるのかという2つの点を考えます。1.については、比較的新しいメディアであるインターネットが社会に定着してゆく過程を分析し、メディアそのものがもつ意味を考えます。2.については、報道や映画・ドラマの事例分析を通じて、社会の価値観とメディアの関係、政治とメディアの関係を考えます。

評価基準

学期末の試験によって評価を決定する。

学生へのメッセージ

この授業の最大の目標は、情報をどのように評価するかという「評価基準」を自分なりに獲得することです。それが社会に氾濫する多様で複雑な情報から、自分に必要な情報を選び取ることを可能にします。授業の内容を通じて、自分の身近にある「メディアの政治」に意識的になるように心がけてください。

使用教材・参考文献など

教科書は使用しない。授業時に使用するスライドと配布するレジュメを参照すること。
<参考書>正村俊之・編 2003『情報化と文化変容』 ミネルヴァ書房、川崎賢一・リ ケンエン・池田緑・編 2004『NPOの電子ネットワーク戦略』東京大学出版会