グローバリゼーションの社会学/私のおススメ!
- 担当教員
- 池田 緑
- 履修年次
- 2・3年生
- テーマ
- グローバル社会を生きる
私たちの暮らす社会がグローバリゼーションの渦中にあることは、皆さんご存知の通りかと思います。だからこそ、“自分自身の問題”を考えるためにも、本講義はとても価値があり、役立つ内容でした。授業を通じて、「大きく変化する近代社会で生きている」という事実を、より深く考え、分析する力を得ることができました。

K.Yさん
講義概要
私たちの生活の現代的変化を、グローバリゼーションという視点から考えます。国際化とグローバリゼーションとは似て非なるものです。国際化は「国家」や「国民・民族」の存在が前提で、それらを超えた相互の動きを焦点化する概念ですが、グローバリゼーションは、文字通りGlobe(地球)を1つの単位として捉える概念です。なかでも、経済活動・資本の移動、人の移動、情報の拡散、文化や価値観の多様化、におけるグローバルな変化を中心に、私たちの生活とグローバリゼーションが密接にかかわっていることを検討します。
学生へのメッセージ
グローバリゼーションの議論で注目されている事柄の多くは、これまで、たとえば日本やアメリカ合衆国といった1つの国や社会のなかに存在していたものです。それらが地球規模で一斉に拡大再生産される現象がグローバリゼーションの大きな特徴です。その結果、これまでには見られなかったような現象や社会の関係性が現れるようになりました。しかも、その変化は身近な生活にかかわるものでもあり、この「身近にあるグローバリゼーション」について想像をめぐらすことを通じて、グローバリゼーションの意味を理解してほしいと思います。