学部の特徴

インターネットの普及によって本格的な情報社会が到来しました。情報技術は、今でも著しい発展を遂げています。コンピュータといえば、私たちはパソコンやスマートフォンを連想しますが、コンピュータの機能は今や、私たちの身の回りにあるさまざまなモノに埋め込まれてきています。将来のインターネットは、ヒトとヒトをつなぐだけでなく、モノとモノを結びつけるようになるといわれています。
これからの情報社会は、環境を構成する無数のモノにコンピュータの機能が組み込まれ、ヒトとヒト、モノとモノがインターネットでつながる社会になるでしょう。それは、社会と環境と情報技術が一体となった社会です。情報化の進展によって、私たちはその恩恵に浴するとともに、さまざまな問題に直面するでしょう。こうした社会を生き抜くためには、広い意味での創造力を磨くとともに、社会・環境・情報技術に関する幅広い知識や技能を身につけることが求められます。
本学部は1992年の創設以来、社会生活情報学専攻・環境情報学専攻・情報デザイン専攻という三つの専攻から成り立っています。どの専攻も情報の観点から社会を学ぶところは共通していますが、問題へのアプローチの仕方に各専攻の特色があります。
社会生活情報学専攻は、経済・経営学、社会学・社会心理学、メディア学など人文社会科学の学びを通して、現代社会の仕組みや現代社会が抱える諸問題を考えます。
環境情報学専攻は、自然環境と共生した生活環境づくりをめざして、自然科学の素養や住まい・まちづくりのデザインを学び、持続可能な社会について考えます。
情報デザイン専攻は、情報技術とデザインを学び、それらを活用して生活をより豊かにする術(すべ)を身に付けます。