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松本ゼミナール

連携プロジェクト「街区公園の改修プラン」の提案

2020年09月08日

 2017年に始めた多摩市住宅課との地域連携プロジェクトの取り組みは、今年で4年目になります。手始めに、子育て家族の住宅・住環境に関するアンケート調査を、保育園の保護者(2017年)や幼稚園の保護者(2018年)に行いました。その結果、子育て家族は、多摩市の公園・緑地の豊かさや多摩ニュータウンの歩者分離の道路環境に魅力を感じていることがわかりました。活動の詳細は、地域連携推進センターの報告のとおりです。

2018年には、多摩中央公園のプレイスメーキング(社会実験)に参加し、1日だけ、特別な公園の使い方を試してみました。公園でのヨガやプレイパーク体験など。そこでの経験から「提案」を行いました。

 

 そして、2019年からは「街区公園の改修」のための市民ワークショップに関わっています。コロナ禍の現在、昨年と同じ方法では難しいので、どのようなかたちで関わるのかを思案中です。学生と住んでいる方々との意見交換によって、身近な環境を魅力あるものにしていくアイデアが生まれます。街区公園は、周辺に住んでいる家族みんなの「庭」です。自分たちで管理して居心地のよい庭にしていくためのコラボレーション(協働)は、これからの居住環境の管理にとって有効だと思っています。ゼミの活動として、こうした経験をもとに共に学んでいます。

 

 

 2019年度地域連携プロジェクトの報告
多摩市における街区公園改修に関するプロジェクト 社会情報学部 松本 暢子

2019年度地域連携プロジェクトでは、多摩市公園緑地課による「多摩市街区公園改修に伴う地域ワークショップ」に学生および教員が参画し、市民とともに意見交換しました。これは、昨年度までのプロジェクトの成果である「子育て家族の住宅選択は自然環境が重視される」ことを基に、身近な環境としての「街区公園」の実態を知り、今後の在り方(居住者の利用の拡大・公園施設の管理・行政と市民の協働など)について考え、多摩市による改修の方針・設計を進めるためのとりくみです。

 

1. 関戸地区・愛宕地区でのワークショップ (各3回)
愛宕かえで館(9/28 10/19 11/16)・関戸つむぎ館(10/5 11/2 11/23)
 第1回 街区公園の施設老朽化等改修の必要性(説明)課題やニーズの意見交換
 第2回 課題の共有と対応についての意見交換

2. 卒業研究としてのとりまとめ
 小学校で、公園緑地課とともに授業を行い、フィールドワークや調査を実施し、卒業研究としてとりまとめました。

3. 改修に関する提案(発表会)
 各3回のワークショップでの意見交換や現地調査をもとに、4班に分かれて提案をまとめ、発表しました(公園緑地課の報告書掲載)。

↓愛宕第3公園の遊具 class=