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荒川ゼミナール

ゼミ紹介

2012年12月19日

こんにちは。荒川ゼミ4年のM・Kです。私は現在、卒業論文の完成に向けて日々格闘しているところです。私の卒業論文のテーマは「SNSにおける消費行動の分析~ウェブマーケティングと共感プロセス~」です。「共感」というキーワードを用いて、SNS上での口コミがどのようにして人々に伝播していくのかを研究しています。

この研究を始めたきっかけは、口コミランキングによって制作されたテレビ番組やサイト、流行発信ショップなど、私たちの身の回りにあふれている口コミに興味をもったことでした。「ランキングで上位を占めている商品は、きっと良いものだろう」と私たちは判断します。しかし、本当にそれが良いものなのかは実際に手にしてみるまで分かりません。なぜ私たちは口コミに魅かれるのか。口コミはどのように伝播するのだろうか。このような疑問が生まれ、卒業論文で明らかにしようと思いました。

研究では、まず口コミと人々の消費行動との関係を経営学や経済学の視点から学ぼうと思い、SNS上での口コミビジネスの実態や行動経済学に関する文献を読み、理解を深めました。その中でも口コミと共感との関係に興味を持ちました。どのような情報でも口コミになるわけではなく、情報の内容への共感と情報の発信者に対する共感の2つが揃うことで情報の受信者が口コミを伝播するということが明らかにされています。私はこのようなSNS上での口コミと共感に研究の的を絞って進めています。実際にいくつかのお菓子を被験者に食べさせ、口コミの発信に関する実験も行いました。その結果、選択肢を関心の低いものから消去していく思考の持ち主は「注意情報」タイプの口コミに共感し、積極的に関心の高い選択肢を選ぶ思考の持ち主は「お薦め情報」タイプの口コミに共感することが明らかとなりました。

私たちのゼミでは、毎週2人ずつ卒業論文のレジュメ・レポートを作成し、発表を行います。2~3週間ごとに発表の順番が回ってくるため準備は忙しいですが、計画的に卒業論文の作成を進めることができました。また、発表後の質疑応答では、同級生だけでなく一緒にゼミに参加している3年生も交えて議論します。毎回活発に議論が行われる中で、次への展開やたくさんのヒントを得ることができました。

ゼミの時間だけでなく、終了後も仲間たちと研究室に残って勉強したり、時には飲み会もします。ゼミの同期とは旅行を楽しんだり、後輩たちと懇親会を開いて就職活動についてアドバイスする機会もあり、ゼミ生一人ひとりとの強い信頼関係が築かれています。

私の大学生活は、荒川ゼミで過ごした時間なしには語れないといっても過言ではないくらい、とても充実した時間を過ごすことができました。熱心にご指導してくださる荒川先生や信頼し合えるゼミの仲間に出会えたことに感謝し、残り少ない学生生活を大切に過ごしていきたいと考えています。