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三浦ゼミナール

合宿報告

2015年12月03日

○就活に向けて法律を学ぶ

 伊豆稲取高原で行われた恒例のゼミ夏合宿について報告します。
三浦ゼミの夏合宿の特徴は、特別講演や自由研究発表、スポーツ、BBQと充実したメニューにあります。残念ながら今年は4年生の先輩が就活真っ最中。わたしたち3年ゼミ生14人が元気に参加しました。

ハイライトは二日目の特別講師による講演です。今年は弁護士の北神英典先生のお話を聞きました。賃金不払いやハラスメントなど、企業内で横行する労働問題で被害者救済の活動をなさっている方です。

北神先生は、契約で成り立っている社会の仕組みから分かりやすく説明してくださいました。この社会は何事も契約関係で成り立っていて、契約はふつうは当事者同士の自由意思で結ばれます。わたしの印象に残ったのは、労働契約だけは自由契約ではないことを知っておいてほしい、と先生が強調されたことです。雇う側と雇われる側。もともと立場が対等ではないので、雇用条件が自由に決められてしまうと働く人にはどこまでも不利になってしまいます。そこで、週の労働時間や休暇、最低賃金などが法律で保証されているのです。企業が勝手に決められるわけではないのです。
「入社する際は雇用契約書、採用条件通知書が必ず交付されるので内容をしっかり確認し、その書類は保管しておくこと」と、先生は自分の身を守るための心構えを教えてくださいました。また、月々の給与明細書も捨ててはダメ。残業手当、深夜割増手当が法律どおり支払われているかどうかを確かめる資料になるからです。実際に、残業手当が払われていないと思ったら、毎日の勤務時間をしっかり記録しておくこと(自分個人のメモでもOK)。でないと、賃金不払いを証明できません。
 先生の話をうかがっていて、多くのゼミ生が気づきました。これは就職後の話だけでなく、学生アルバイトにも同じことがいえるのではないか。先生が話されたような心構えがなくて、自分がブラック企業で働かされていることに気付かない人が多いのではないでしょうか。約一時間の講義の後、ゼミ生からは「片づけ仕事をまだしているのに、店長が勝手に私のタイムカードを押してしまった」「店長が特定のバイト生を除け者にしている」などといった体験話がポンポン飛び出しました。もちろん、どちらも許されない行為だそうです。

就活を来年に控えて不安はいっぱいあります。どんな企業を選べば安心なのかな? ブラック企業を見抜く方法は? 今回の講義を受けて少し自信がつきました。習ったことは自分の企業選びに生かすだけでなく、働き始めた後に困ったことがあったら、今回のお話を思い出そうと思います。そして、周囲の人たちにも伝えていこうと考えています。

講演のあとは町営体育館に行き、バスケットボールでみんな大はしゃぎ。1時間半ほど汗を流しました。お腹はペコペコ、のどはカラカラ。夜のBBQとビールの味は格別でした。後期に向けて気力を充実させてくれた2泊3日でした。

(C・K)