多摩ニュータウンはどのように作られているのかな??



多摩ニュータウンは都市(とし)に住む人が多くなり、すむところが足りなくなったことを理由に1965年に多摩ニュータウンを作る計画がたてられました。
多摩ニュータウンには多摩の土地を整備(せいび)して住むところや道路、公園、水道を作り、さらに人が住むのに必要になる学校や幼稚園、保育園などの施設(しせつ)がつくられています。


多摩ニュータウンは2つの作り方で作られています。

ひとつは新住宅市街地開法(しんじゅうたくしがいちかいほう)という方法で、丘の上の住宅地(じゅうたくち)がこの方法で土地が整備されています。新住宅市街地開法で整備された土地は「新住区域(しんじゅうくいき)」といわれていて、多摩ニュータウンの78%を占めています。
残りの28%はもう一つの土地区画整理法(とちくかくせいりほう)によって整備されています。この方法は元から多摩の土地に住んでいた人たちの村や田畑を整備するためのもので、「区画整備地域(くかくせいびちいき)」と呼ばれています。


多摩ニュータウンの商業施設(しょうぎょうしせつ)

多摩ニュータウンの商業施設(ものを売ったり買ったりするところ)は3つの階層(かいそう)でできています。

・住区(じゅうく)センター
   家の近くの地域のことで、スーパーや郵便局、診療所(しんりょうじょ)、商店街(しょうてんがい)があります。


・地区センター
   住区センターをいくつかまとめてひとつの「地区」として駅を中心にして娯楽施設(ごらくしせつ)や銀行などがあります。


・中央センター
   多摩ニュータウンの中心地で、多摩センターのことです。
   デパートや大型スーパー、ホテル、警察署(けいさつしょ)、パルテノン多摩のような文化施設があります。




このように3つの階層に分けて作られたのは毎日使うものは近くの住区センターで買い、週に一度の大きな買い物は地区センターで買い、たまに中央センターに出かける、という住民の動きを考えたからです。




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