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  • 【レポート】 堤江美子教授の最終講義を振り返って

    2026年2月20日に大妻女子大学で開催された堤江美子教授の最終講義『なるようにする』。新年度を迎え、キャンパスが新しい活気に包まれる中、改めて当日の様子を簡潔に振り返ります。

    会場には、教え子や卒業生はもちろん、長年共に研究に励んできた学会関係者や来賓の方々も数多く駆けつけ、堤先生の49年間にわたる教育・研究生活の集大成を拝聴しました。

    堤ゼミ

    講義のポイント:堤流「自分らしさ」への最適化

    • 「なるようにする」という哲学

    「変えられない状況に抗うのではなく、それを受け入れた上で、可能な判断を怠らず自分らしく関わっていく」。このしなやかな姿勢こそが、先生が歩んできた道のりそのものでした。

    • 研究者としての情熱と国際的な功績

    教育に情熱を注ぐ傍ら、研究も間断なく続けられ、日本図学会や国際図学会(ISGG)において、初の女性会長を務めるなど、国内外の学会運営に大きく寄与されました。また、国際誌への掲載論文には学生との共同研究も含まれており、次世代を育てる研究姿勢が示されました。

    • 視点をひらく、視点を育てる

    ご母堂の手作り服への関心を原点に、人体を「比の体系」として捉える幾何学的な分析を築き、論理的な衣服設計を追求してこられました。また、空間認識力の研究や、ゼミ一体となって挑んだプロジェクションマッピングアワードなどを通して、学生と同じ目線で新しい視点の大切さを伝えてこられました。それは、ものの見方を育てる、学びそのものを豊かにしていく営みでもありました。

    感謝に包まれた締めくくり

    堤講義2

    「小さなエピソードが大波になる」――。人見知りだった学生時代から、一歩ずつ改善を重ねてきた経験を振り返り、支えてくれた全ての人へ深い感謝が伝えられました。

    堤講義

    講義終了後には懇親会も開かれ、来賓や学会の仲間、教え子たちが世代を超えて集まりました。堤先生を囲んで思い出話に花を咲かせる時間は、まさに先生が大切にされてきた「人と人とのつながり」を象徴するような、温かなひとときとなりました。

    堤先生、長い間本当にお疲れ様でした。先生の教えは、教え子や関係者の心に、これからも静かに息づいていくことでしょう。

    堤講義①

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