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Learning Process

学習の流れ

社会情報学部に入学してからの4年間のおもな学習の流れのモデルケースをご紹介します。より具体的にイメージして、充実のキャンパスライフを。

Learning Process

学習の流れ

社会情報学部に入学してからの4年間のおもな学習の流れのモデルケースをご紹介します。より具体的にイメージして、充実のキャンパスライフを。

必修授業を中心に、
学びの基礎をつくる

1年次

最初の1年は英語や専攻共通の必修授業が多く、実は選択する科目は多くありません。まずはさまざまな分野の基礎、専門の概要を学んだうえで、2年次以降の履修計画を考えていきます。

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社会生活情報学専攻

「社会生活情報基礎演習」で、学ぶ主体性を養う

20人弱の少人数クラスで、前期と後期で別の先生の指導を受ける必修授業です。内容は、世の中の事象に対する社会学的・経済学的な理解から、文章の読解と執筆訓練まで、さまざまです。先生の講義を聴くのではなく、学生が研究発表をするなど積極的にかかわっていくことが大切。

環境情報学専攻

「環境情報学基礎演習」で様々な専門の概要をつかむ

前期の必修授業で、複数の先生からそれぞれの専門について、概要を聞くことができます。これから学ぶことの方向性を決める上で、とても参考になる講義です。2年次以降、取りたい授業が見えてきます。

情報デザイン専攻

前期:「情報デザイン基礎演習」で学ぶスキルを習得

授業の受け方、ノートの取り方、レポートの書き方をはじめ、先輩たちのお話しを聞くこともできます。

後期:「プログラミング入門」をはじめ、資格試験に役立つ講義も

後期の必修授業である「プログラミング入門」でプログラミングのベースを習得していきます。「情報処理実習B」、「ソフトウェア概論」など、システムエンジニアの資格試験である、基本情報技術者の勉強に役立つ講義も充実しています。

興味のある授業を自由に選択し、学びの幅を広げる

2年次

いよいよ自由に選択できる科目が増えていきます。1年次の授業での気になるテーマや、学びたい方向性に関連する授業を履修し、一歩踏み込んで知識やスキルの幅を広げていきます。その一例をご紹介します。

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社会生活情報学専攻

「経済学応用研究」で、現象の背景を考える

たとえばバレンタインデーのチョコレート。本命の人には時間と労力をかけて手作りチョコを渡しますよね。市販のチョコとは違って、自分の気持ちが込められているからです。このように行動にメッセージを込めることを、経済学では“シグナリング”と呼びます。この考え方を学び、人間の行動の背後にある深い意味を理解し、行動で示す積極性を意識するようになります。学んだことを実践できるのも、経済学の面白さです。

環境情報学専攻

住宅系に興味をもった場合

2年次には「住居デザイン」「住居デザイン演習Ⅰ」などの授業を通して、「住む」ことを様々な角度から深めていきます。1年次の「住居学」で、主に日本の住居について、その歴史やライフスタイルの変遷から、メンテナンス・管理まで幅広く学んだ知識が活きてきます。
「住居デザイン演習Ⅰ」では、住宅設計の基礎から始め、一戸建ての小住宅の設計に取り組みます。

情報デザイン専攻

ホームページをつくる「Webデザイン」を引き続き学ぶ

1年次に引き続き、Webの仕組みを学びながら、制作しながら実践で学びます。

前期:「クリエイティブ思考法」を通じてゼミ選択を試行する

専攻の先生方が週替わりで、自身の専門の研究や新しい発想法について解説する授業です。ゼミ選択の判断にも役立ちます。

授業で大きく視野を広げながら、ゼミで研究テーマを深める

3年次

3年次からは、授業もより専門に特化して学ぶことができます。また、ゼミに所属し、自身の研究テーマについて先生のもと深めながら、4年次での卒業論文へつなげていきます。3年生の声を一部ご紹介します。また、就職活動もスタートしていく時期です。

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社会生活情報学専攻

さまざまな分野の授業を受け、視野を大きく広げました

「マーケティング情報論」など経済学系の授業を取りながら、情報系の「情報リテラシー演習」、「広告論」「出版論」「国際情報比較論」といったメディア系の講義も幅ひろく受けました。

「情報リテラシー演習」では、最新のインターネットメディアの活用方法を学びました。たとえば自分でブログを開設し記事を書く。ツイッターのアカウントを作ってつぶやいてみる。その過程で、インターネットメディアの利便性と、使い方を間違えたときの危険性を知り、正しい情報発信の作法を身につけることができたと思います。

「国際情報比較論」では、ふだん目にしているニュースが外国では違った報じられ方をしていることを、英語の記事を読んで初めて知りました。日本の政治や経済が外国からはどのように見られているのか。マスメディアの報道を健全に疑う姿勢の大切さを学びました。(学生の声より)

環境情報学専攻

建築からまちづくりまで、環境という視点で学びました

3年次には「住居デザイン演習Ⅱ」「建築デザイン」「建築・都市ゼミナールⅠ」などの授業を受けました。
「建築デザイン」では、地域の中にある施設について、その目的や機能、法的な制約などから決まってくる設計などについて学びました。授業の最初にアンケートを取ってどの施設について教わるかを決めたのですが、保育所、病院、ホテルの建築計画について学びました。ひとつの施設が建つまでには、クリアしなければならない規制がいくつもあり、良い面も悪い面もあるのだということを知ることができました。

「建築・都市ゼミナールⅠ」では、個別の建築物からはなれ、まちづくりという観点で地域の住環境についてフィールドワークを行いました。かつて社会情報学部があった多摩市内の商店街のまちおこしや、各種施設の調査などを実施しました。ひとの暮らしは個人だけではなく、まちという大きな環境の中で営まれるものです。地域と個人の関わりについて学べたのは、自分の周囲にも目を向けるよいきっかけになりました。(学生の声より)

情報デザイン専攻

実践を通して、スキルやチームワークの大切さを学びました

私はもっとプログラミングがやりたかったので、「WebプログラミングⅠ・ Ⅱ」「情報システム論及び演習Ⅰ・Ⅱ」といったシステム系の授業を中心に取りました。自分の手で動くものを作っていくのは楽しいですね。

また、「デジタルコンテンツ」、「デジタルコンテンツ応用」も面白かったです。この授業では写真や映像といったことを中心に学び、「デジタルコンテンツ」ではデジタルカメラを使った撮影方法、「デジタルコンテンツ応用」ではチームを組んで実際にCMを制作し、それを通してカメラの使い方、ソフトの使い方、を深く学びました。

私が主に学びたいと思っていたプログラムとは少し離れたことでしたが、デジタルカメラやビデオカメラの使い方を一から学べたこと、また、チームの意思疎通の大切さを痛感した授業でした。苦労も多く大変でしたが、技術の面でも社会性の面でも学ぶことが多く、履修してよかったと思っています。(学生の声より)

4年間の学びの集大成、
卒業研究に取り組む

4年次

総仕上げとして取り組むのが卒業研究(卒論)です。今までの学びの中から、それぞれにテーマを設定し、深めていきます。過去のゼミ生の研究テーマも参考にしてみましょう。研究テーマの一部を卒業生の声からご紹介します。

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社会生活情報学専攻

研究テーマ:「企業のブランドイメージ戦略と消費者行動」

「企業の宣伝やイベントなどには、自社製品の認知度を高めるだけでなく、自社のブランドイメージを管理する目的があります。企業はマーケティング活動によって消費者の行動を理解し、その心理に訴えようと努力しています。わたしは、なかでも企業のロゴ戦略を分析しているところです。これはマーケティングという領域の問題なのですが、ゼミの先生からは経済学的な視点、メディアの観点からも考えるように指導されています。
これまでに受講してきたマスメディア論や広告論、社会学や心理学の基礎知識が役に立っています」(卒業生の声より)

環境情報学専攻

研究テーマ:子どものための「冒険遊び場」

「最近、事故が起きたせいで公園から箱ブランコ(4人乗りなどの大型のブランコ)がなくなったりしていますよ。こうした危険をともなう遊びができる場がなくなっていることに危機感を持った方々がつくったのが「冒険遊び場」。
子どもは遊びの中で、転んだり、失敗しながら色々なことを学びます。冒険遊び場では、保護者がついて自由に遊ばせる、安全に失敗できる場なんです。
わたしも将来子育てをしたいので、地域の中での子育てという観点から、冒険遊び場について調べています」(卒業生の声より)

情報デザイン専攻

研究テーマ:「画像のノイズ除去について」

「人工知能にも使われるファジー理論を使った画像処理、特に画像のノイズ除去について研究しています。
例えば押し入れから引っ張り出してきた昔の写真って、色あせてしまっていたり、ピンぼけだったりしますよね。そういう写真をデジタル処理することで、きれいに再現する方法です。
これから就く仕事では、主に企業向けの大きなシステムに関わることになると思いますが、それとは別に、普通の生活者に喜んでもらえるようなソフトも作っていきたいと思っています」(卒業生の声より)