情報デザイン専攻では、はじめてプログラミングを学ぶ1年生向けに「プログラミング入門」という授業があります。この授業では、図形やアニメーションを描きながら、楽しくプログラミングを学ぶことができるProcessingと呼ぶプログラミング言語を使用しています。

平成30年度にも最後の3回の授業時間を使ってプログラミングコンテストを実施しました(これまでの結果はこちらからご覧になれます。第1回コンテスト第2回コンテスト第3回コンテスト第4回コンテスト第5回コンテスト)。平成30年度のコンテストのテーマは「過去と未来」にしました。物語性や変化を入れ込んだ、動きのあるインタラクティブな作品作りに結び付けてほしいとのねらいがありました。

こうして1年生全員が取り組んだコンテンストですが、平成30年度もProcessingのアニメーションを駆使した素晴らしい作品が多数制作されました。その中から教員3名による審査の結果、優秀賞(ゴールド)2件、優秀賞(シルバー)2件を選出しましたので、ご報告いたします。

受賞されたみなさん、おめでとうございます。また、惜しくも受賞できなかった方の中にも素晴らしい作品が多くありました。是非、これからも楽しんでプログラミングを続けて欲しいと願っております。

以下の受賞作品の画像をクリックすると、その作品が別タブが開きます。画面を一度クリックしてから、マウスやキーボードで操作して下さい。スマホのタッチには対応していない場合がありますので、必ずPCでご覧下さい。Processingで制作されたコードは、processing.jsライブラリでWebページ上で動くように変換しております。


【優秀賞(ゴールド)】

eisyaki

作者のコメント:映写機から映される6つの情景は、いずれも多くの女性が通ずる場面をセピア調で再現しました。全ての顔が白抜きになっているのは、皆様の顔をあてはめてみていただきたいと考えたからです。また「過去と未来」というテーマから連想して、赤子の未来、妊婦の過去だけでなく、まだ顔の見えない胎児の未来が最初のシーンに繋がるようにしました。


【優秀賞(ゴールド)】

eisyaki

作者のコメント:ジブリ映画のopで出てくる映写機を回すおじさんをヒントにムービーっぽく仕上げました。こだわりは映画がほんとに始まるかのように3、2、1のカウントダウンからスタートさせて、ワクワク感をひきたたせたことで、これは毎週の課題で得た知識を応用してコードを作りました。また、この作品は全てrect(30,50,50,60)など座標指定して図形を作って人や風景、物を表してるのがこだわりです。8ビットのようなデジタルらしい雰囲気で揃えたかったので頑張りました。プログラミング初心者で最初は全然分からなかったのですが、難しいコードを理解して自分で応用してアニメーションを完成させた時の達成感がとても大きかったです!2年生でも頑張ります!


【優秀賞(シルバー)】

FutureandPast

作者のコメント:「過去と未来」というテーマが発表され、その時私はゲームを作りたいと思っており、ゲームを作るとするならばどういった形にすべきか、どうのようにテーマと関連付けるかと思案しました。最終的にはクラスメイトと話し合い、先生にご教授いただきながら制作しました。このゲームは過去と未来のステージがあり、方向キーを操作しながら人間が穴を避けながらゴールまで走るゲームです。ポイントを取る判定と穴に落ちる当たり判定の調整に苦労しました。また、操作がわかりやすい・しやすいように心がけました。今後はこのゲームの改良・改善はもちろん、Processingを含めたプログラミング言語の勉学に励みたいと思います。


【優秀賞(シルバー)】

space_time

作者のコメント:テーマが昨年度よりはっきりしていたということもあり、どのようなものを作るかは想像しやすかったです。私はプログラミングを作るのがあまり得意ではないので、自分の得意な絵で表現していこうと思い、今回このような作品を作りました。1年前までは自分が1からこのような作品を作るとは思っていなかったのでとてもいい勉強になったかと思います。勉強不足のためできないことも多く悔しい思いもしましが、今回この賞に選ばれたことを今後の糧にしてさらに勉強に励んでいきたいです。