報告者: 鈴木優初 (情報デザイン専攻4年市村ゼミ)

鈴木優初と津田塾大学の学生の2名が12月11日(土)に行われた「地方創生☆政策アイデアコンテスト2021」の最終審査会に出場し、協賛企業賞(観光予報DS(Data Science)賞(株式会社JTB)と関東経済産業局長賞をいただいたので報告します。応募者963組中27組が最終審査会に進みました。

リンク: https://contest.resas-portal.go.jp/2021/prize.html
スライド: https://contest.resas-portal.go.jp/2021/asset/files/works/general05.pdf
ニコニコ動画: https://live.nicovideo.jp/watch/lv334657600

《コンテストの概要》
地方創生☆政策アイデアコンテストは、地域を元気にするような政策アイデアを募集するコンテストです。高校生・中学生以下の部、大学生以上一般の部、地方公共団体の部の3部門でアイデアが募集されました。
私たちは、大学生以上一般の部に応募し、 RESASやV-RESASといった地域経済分析システムを活用した地域課題の分析を踏まえ 、私たちが住んでいる二宮町を活性化させるアイデアを考案しました

《応募のきっかけ》
私たちは幼なじみで、生まれた頃から二宮町で過ごしてきました。そこで、今回このコンテストを見つけて、私たちが暮らしてきた二宮町を自分たちの力でより良い環境にできたらとても素敵なことだと思い応募を決意しました。
また、得意分野が正反対の2人で、お互い自分にはない特技や考え方があります。そんな正反対の2人が一緒に何かを生み出したらとても面白いアイデアが形になるのではないかと思いました。

《作品の内容》
私たちは、生まれ育った二宮町を取り上げて、一番の課題点は人口減少と高齢化だと感じました。その他に財源に余裕がない点や数年後の廃校問題を組み合わせて、「婚活特化型の学校シェアハウス」を考案しました。
この提案によって、二宮町在住体験を通して二宮町の魅力を知ってもらい、出来た結婚カップルをそのまま二宮町へ移住に繋げることを目標としています。
また、コロナ禍のテレワーク促進による移住者増加や、出会いの場の減少にもアプローチができるため現在の需要に沿った提案となっています。

《大会を終えての感想》
オンライン上での発表でしたがニコニコ動画で生配信されている環境でとても緊張しましたしワクワクしました!
以前のコンテストではファイナリストになったもののコロナの影響でオンライン上での発表もなく、資料提出のみとなってしまいとても心残りがありました。
そのため、今回ちゃんと発表の経験ができて本当に貴重な体験になりました!
また、最終審査会当日には、審査員にTOKIOの城島茂さんも参加されており、発表後の質問タイムにて城島さんから質問をいただけたことが何よりも嬉しかったです!
次挑戦するコンテストでは最優秀賞を目指します!!

2021-10-29 19.26.53
一般社団法人Waffleの取り組みをご紹介します。Waffleの活動は、私たち情報デザイン専攻の教育と志を同じにするものだと思っています。日本の女性のIT業界における活躍は世界に比べてまだまだというのが現状ですが、いまWaffleをはじめ様々な団体や企業が女性技術者について注目しており、今後どんどん活躍の場は広がっていくでしょう。Waffleのホームページにはそのような内容や活動のことがわかりやすく書かれていますので、在校生や高校生のみなさんにもぜひ読んでいただき、このような現状を知ってほしいと思います。

以下、Waffleホームページより抜粋


Waffleは、女子中高生へより多くのIT・STEM教育の機会を提供します。 現在、IT業界における女性技術者の割合は15%以下。 また、日本のSTEM分野(理系分野)の学部の男女比はOECDワースト2位です。大学時ですでに男女比が偏っている現状を変えるべく、私たちは中高生の段階から技術とふれあう機会を提供し、進路に関わるエンパワメントを行います。 Waffleは、このような活動を通じて、性差でなく能力や人として女性が尊重される社会を目指しています。

https://waffle-waffle.org/

Facebook  https://www.facebook.com/Waffle.org/
Twitter  https://twitter.com/Waffle_org

(文責:中野)

2021年度TTC情報通信技術賞の授賞式が6月15日にオンラインで開催され、田中清准教授(元 日本電信電話株式会社)が、前職での功績により功労賞を受賞しました。

受賞理由:「マルチメディア応用に関する標準化の推進にかかわる功績」

本賞の受賞は、田中清准教授が推進してきたIPTV、デジタルサイネージ、超高臨場ライブ体験(ILE:Immersive Live Experience)といったマルチメディアサービス・システムに関する国内及び国際標準化を牽引してきた功績が讃えられ、TTCにおけるリーダシップについて高い評価を受けたことによるものです。

関連リンク:
2021年度情報通信技術賞(TTC会長表彰)、功労賞受賞者の決定(TTC)
https://www.ttc.or.jp/topics/20210521-2

 

210622田中先生図1
 
210622田中先生図2

報告者: 勝又凛(松田ゼミ)

佐藤貴子(藤村ゼミ)・勝又凛(松田ゼミ)・小川千晶(藤村ゼミ)・竹村朋花(藤村ゼミ)の4名が12/26.27に参加した「株式会社VOYAGE GROUP」「株式会社サポーターズ」の社共催で行われたウインターハッカソンで26チーム中最優秀賞(賞金各3万円)をいただいたので報告します。

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1. コンテストの概要

2020年12月26~27日に「株式会社VOYAGE GROUP」「株式会社サポーターズ」2社共催で行われたウインターハッカソンに参加致しました。取り組む内容は、テーマに沿った作品を2日間で制作する事です。対象は情報系の学生で、最大4名のチームや個人でも参加が可能です。大会テーマは「コロナ禍の年末年始が楽しくなるもの」。私達は、情報デザイン専攻3年の4名チームで参加し、webアプリとなる神社アプリ『神様に会おう。』を作成しました。

2. 応募のきっかけ

この大会を見つけ、以前から持っていた「大会というものに挑戦したい気持ち」と、「何か動き出したいという志」を持って参加を決意しました。初めは、個人で参加して初対面の方とチームを組むことも考えましたが、同じ専攻の仲間がいて、同じ志を持った方もいるのではないかと声をかけました。メンバーを集めるのは案外容易で、皆高い志と挑戦心を持って参加をしてくれました(佐藤)

発表のスライドはここをご覧になってください。

3. 作品の内容・こだわり

内容:webアプリ『神様に会おう。』
「いつでも、どこでも、家の中でも行ける神社」をイメージしました。
実際の神社に加えオンラインならではの複数のコーナーを用意しています。
お賽銭、おみくじ、絵馬、福笑い、屋台など様々な体験ができるものとなっています。
「ユーザーからの目線」は制作する上で特に大事にしたポイントです。一つのプロダクトとしてどうすればより使いやすいと思うか、楽しめるかという観点では、デザイン的な部分でも裏側の処理の部分でも課題が出るたびにメンバー全員で意見を出し合いこだわりを強く持って取り組みました。

また、専攻での学びを生かしデザインにも強いこだわりを持ちました。自分たちで設定したコンセプトをもとにテーマカラーやロゴ、素材の細部まで一から作成したため、審査員からのフィードバックでも作品の完成度で高い評価を得ました。

5. チーム開発の学び

周りはハッカソン出場常連や高い技術力を持った大学院生といった中で、私たちのチームはメンバー4人全員が初めての共同開発でした。そのため今個人個人が持っている実力を余すことなく掛け合わせ、かつ自分たちの持ち味を生かせるかを話し合いました。実際に手を動かす時にデザインとコーディングで役割を明確化したり、常にコミュニケーションを密にとりお互いの良いところを尊重する「掛け算」的な開発ができた点が最優秀賞という結果につながったのだと思います。

6. 大会を終えての感想

今後の作品の展望として、この大会が終わったからここで終わらせる事はせず、プロダクトとしての運用も視野に入れつつ技術の学びを広げ、ブラッシュアップしていきたいと思っております。

  • 佐藤: 短期間の開発で、githubを使用した共同開発から、メンバーとの思考共有を経て、とても学びの深い期間となりました。
  • 勝又: 今大会を通じて、何よりも自分が書いたコードがアプリになって人に届く喜びを実感できたのでとてもいい経験になりました。
  • 小川: 今まで学んできたプログラミングやデザイン、企画力がどこまで通用するかを学べたことを今後に生かしていきたいです。
  • 竹村: 2日間を通して、グループとしてイメージを共有する難しさや、制作することの楽しさ、完走する達成感を感じました。

堤研究室でゼミの学生と行った共同研究が、2020年度第15回日本図学会論文賞を戴きました。この賞は、日本図学会の学術論文誌に掲載された過去2年分の論文の中から、研究論文として最優秀と判断された論文に対して与えられるものです。論文タイトルはThe Change of Spatial Ability with Age(空間認識力の年齢変化;図学研究第53巻1号)で、ゼミ生(岡田幸乃、奈良輪千里)の他、青山学院大学、大阪電気通信大学、そして東京大学の研究者との共同研究です。

本研究は、これまであまり着目されてこなかった中・高齢者の空間認識力についての調査結果を、小学生から大学生を対象に従来行われてきた調査結果と合わせて分析することにより、空間認識力の年齢変化を明らかにしたものです。

堤研究室では多摩市総合福祉センターのご協力を得て、同センターで同好会の活動を行っている60歳以上の男女被験者(60歳から85歳の男女128名)を対象に、世界的に空間認識力の調査で広く用いられているMCT(Mental Cutting Test:仮想切断面実形視テスト)を実施して分析を行いました。調査の結果、従来得られていた青年層のデータ、あるいは中年齢層のデータとの比較から、一般社会人の空間認識力は男女ともに30歳代にピークがあり、男子では50歳代まで緩やかに低下した後、60歳代では大きく低下することが分かりました。60歳代は 定年年齢にあたることから、仕事からの定年退職の影響なども要因として考えられました。

一方、共著者が調査した、機械設計技術者については50歳代までピーク値を維持しました。このことは,日常的に3次元形状に注意を払うことが,MCTで測られるような空間認識力において高い能力を維持するのに重要な役割を果たしていることを示唆しています。

また、空間認識力には性差があることが知られており、青年層、中年齢層においては男性の平均得点が女性を有意に上回っていましたが、今回の調査で60歳代以上ではこの性差は消滅することも分かりました。

(文責:堤江美子)

社会情報学部のスペシャルサイト「OTSUMAGAZINE」が公開されました!
情報デザイン専攻で学ぶプログラミングやデザインについて、担当教員が記事を書いています。
カリキュラムを見ただけではわからない内容になっているのでぜひチェックしてみてください!

https://www.sis.otsuma.ac.jp/otsumagazine/

本学のプログラミング教育でも用いられている、プログラミングによる視覚的な表現(画像の生成、アニメーション、インタラクション)を簡易にするProcessingシステムをベースにしたOSS(オープンソースソフトウエア)であるp5.jsへの本学の仕様提案などの貢献が掲載されました。書籍の執筆には本学の学生が参加しています。

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【パソコン購入をお考えの学生・保護者の皆様へ】
大妻女子大学も全学でオンライン授業を行うことになりました。それにともない、情報デザイン専攻では、目安となるパソコンの推奨スペックやソフトウェアについて、こちらのページにまとめましたので、今後、ご購入をお考えの際はぜひご参考にしていただければと思います。
※なお、機種や仕様、価格、購入店舗やメーカー割引などについては、様々な観点によって変わりますので、大変申し訳ありませんが個別の相談には応じかねます。どうぞご了承ください。詳細につきましては、メーカーホームページや店舗等でご確認いただきますようお願い申し上げます。
情報デザイン専攻教務委員
【履修登録に関する問い合わせについて】
4月20日(月)〜4月24日(金)まで履修登録期間となっていますが、
履修登録に関する下記メールへの問い合わせは、4月24日(金)16時までにお願いします。メール問い合わせ先:shajo-st@ml.otsuma.ac.jp

締め切り直前は混雑することが予想され、時間内に回答できない可能性があります。
時間に余裕をもって履修登録を行うようにお願いします。

【履修に関するQ&A】
よくある質問をQ&A形式で履修ガイダンスページにまとめました。参考にしてください。
・履修全般について
・再履修について
・諸過程科目について

 

コロナウイルス感染症の影響で、クラス別ガイダンスは中止されました。そのため、Web履修登録について特に重要な情報を履修ガイダンスページ(「メインメニュー」>「NEW ! 履修ガイダンス」)にまとめてアップしましたので、郵送した資料と合わせて必ず確認してください。

この資料のほか、UNIPAにアップされる「履修登録の手引き」、manabaの連絡事項などを確認し、間違いのないように各自でWeb履修登録を行なってください。

以上