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Otuma Women's University Faculty of Social Information Studies Otuma Women's University Faculty of Social Information Studies

Message

学部長のあいさつ

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社会情報学部の人材育成は、高度情報社会でますます重要になっています。

社会情報学部 学部長

山崎志郎

Shiro YAMAZAKI

社会情報学部の学問構成

 1992年に設置された社会情報学部は、大妻女子大学のなかでは比較的新しく、社会科学系の領域と、建築・物理・生態など環境創成学系の領域、それに通信・電子・デザイン工学系の領域が総合されています。一見すると、学問領域が広すぎるという印象を与えますが、本学部が設置された背景から、設置の意義や社会的役割をご紹介したいと思います。

大量生産、大量消費の終焉

 鉄鋼、軽金属、化学製品、繊維、船舶を低コストで大量することで、日本は経済大国の一つになりました。しかし、1970年代の2度の石油危機を経て、原燃料を大量に消費する産業は縮小へと転じました。また、4大公害裁判が終結し、環境の保全に国も責任を負うことが確認され、資源・エネルギーの大量消費、化学物質の自然環境への大量放出といった産業社会のあり方は転換を求められました。

情報社会への転換

 新たな社会発展の鍵は、高度情報社会への転換でした。それはコンピュータと情報関連機器の発展と、それを社会全体で活用することでもたらされました。
 鉄道の座席予約や銀行のオンライン化が始まり、1980年代にはパーソナル・コンピュータが普及し始めました。90年代にはインターネット普及し、2010年代以降、スマートフォンが急速に普及し、情報を駆使する時代になります。

情報社会の新たな価値、新たな企業、新たな人材

 情報社会では、社会的需要も多様化しました。良質なデザイン、安全で環境負荷の低い製品が求められ、文化や自然の豊かさを楽しむことが大切になりました。
 企業のあり方も変わりました。男女の役割が区分され、上から下へ縦型に指令する組織からフラットでオープンな組織へと変貌しています。
 情報社会にふさわしい人材も変わりました。第1に情報機器やソフトを駆使し、情報を分析できる人、第2に新たな社会的価値を創造できる人、第3にそれを適確に発信できる人です。

社会情報学部の特色ある3つの専攻

 社会生活情報学専攻では、経済学・経営学、社会学、メディア学という社会科学領域で、情報社会の課題に取り組む人材を育てます。環境情報学専攻は、建築学、理学の領域を環境創成学として総合し、自然環境と調和した社会を築く人材を育てます。情報デザイン専攻では、情報を分析、活用するシステムの設計や、デザインの表現技術を通じて、社会に貢献する人材を育てます。

学部専門教育の特徴
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About Us

学部専門教育の特徴

高度情報社会を生き抜くために、柔軟な思考と創造力、発想力を磨き、幅広い知識や技能を身につけていきます

AI(人工知能)やSNS、インターネットの普及により、大量の情報が瞬時に入手できる環境が整い、高度情報社会が始まりました。生成AI(Generative AI)のような新たな情報技術も登場しました。これらの情報技術を基に効率化された豊かで安定的な社会の実現が求められています。高度情報社会では、まず、柔軟な思考と創造力、発想力を磨き、次々に生じる課題の解決が求められます。

社会情報学部では、①新たな価値を創造し企業や経済の成長戦略を考察する力、②複雑な自然生態系を知り人工物との調和を設計する力、③情報技術に基づく新たな情報サービスやデザインを提供する力を身につけることをめざしています。

3つの専攻。課題発見へのアプローチや対応策にはそれぞれの特色があります

本学部は1992年の創設以来、「社会生活情報学専攻」、「環境情報学専攻」、「情報デザイン専攻」という3つの専攻から成り立っています。どの専攻も情報の観点から社会を学ぶところは共通していますが、課題発見へのアプローチや対応策にはそれぞれの特色があります。

社会生活情報学専攻

経済・経営学、社会学・社会心理学、メディア学など情報化と関連の深い文系の学問を学べる専攻です。現代社会の仕組みや現代社会が抱える様々な問題を考えていきます。

環境情報学専攻

私たちの周りには環境に関する問題が山積しています。住まい(建築)やまちづくり、社会づくりの視点から、環境と共生する快適なくらしのデザインを考えていきます。

情報デザイン専攻

AI、VR、アプリの登場で、製品・サービスにも情報技術だけでなく、享受する人間理解とデザインの活用が求められます。文系・理系にとらわれない柔軟な思考や技術を磨きます。

特色ある基礎教育

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情報教育

“情報技術を活用する力”を育む

特色ある基礎教育1のコピー

情報を学び、扱うための“基礎づくり”を徹底

コンピュータとネットワークの基礎を学び、データ処理の基本を身につけます。また、プログラミングを基礎から学ぶことで情報を正しく理解し活用する力をつけます。

特色ある基礎教育2-min

社会でも通用する高度な情報処理技術を習得

情報処理の基礎、コンピュータ・グラフィックスや動画、音声などマルチメディアの学習、アンケートや実験の結果をビジュアライズ(視覚的に表現)するなど、高度な情報処理技術を身につけます。

教員とティーチングアシスタントがわからない箇所をしっかりサポート

教員とティーチングアシスタントがわからない箇所をしっかりサポート

実習、演習の授業では、教員と授業を補佐するTA(ティーチングアシスタント)が、学生一人ひとりの疑問に対応します。教員は授業時間以外でも学生からの相談に応じています。

2

英語教育

“使える英語”を身につける

特色ある基礎教育4-min

国際社会で活躍するために必要な英語力を育成

世界でも通じる、効果的な英語のコミュニケーション能力を養うため、少人数制で英語を学びます。実際に英語を使う機会を充実させ、実践的な英語力を高めていきます。

特色ある基礎教育5-min

専門分野を学習するのに役立つ英語力を強化

「話す、聞く、読む、書く」という英語の4つの技能を総合的に鍛えます。また専門書を英語で読む力、英語で研究を発表するプレゼンテーション力などを伸ばします。

特色ある基礎教育6-min

国際理解・異文化理解を深めるための授業が充実

単に英語の語学力を高めるだけでなく、様々な国や地域にルーツを持つ、異なる歴史・文化・習慣の人々と共に生きる寛容さや理解力、幅広い視野の知見、資質、能力を養います。

3

社会情報学部の情報教育環境

社会情報学部の情報教育環境 社会情報学部の情報教育環境sp

学内Wi-Fiに加え、Microsoft 365、Googleクラウドサービスが充実

学内Wi-Fi(無線LAN)によって学内どこからでもインターネット環境が利用できる他、学内・学外どこからでもMicrosoft 365を利用できます。また、Googleクラウドサービスを利用した大妻Webメール(Gmail)や、Googleドライブ、Googleドキュメント等の利用が可能です。卒業まで学内外問わず充実した情報処理環境が整備されています。

制作ツールが揃ったH棟情報処理室では高速処理も快適

学内に15室ある情報処理教室のうち、7教室がH棟に集結しています。タワー型PC276台とノートPC152台を活用した充実した環境で授業・実習が行われています。負荷が大きい3DCGや映像編集のレンダリングも快適に処理できるため、たとえばデジタルカメラで撮影した映像を編集し、特殊効果を加えて作品を作る授業などで活用されています。

また、コンピュータだけでなく、様々な外部デバイス(USBカメラや電子工作用超小型PC(ラズベリーパイ)、スマートフォンなど)との組み合わせで画像処理やIoT開発を学べる授業もあります。さらに、 システム開発やサーバ構築で用いられることの多い Linux環境やWebデザインに欠かせないWebサーバも学内で利用可能です。

学生の動機づけを高めるさまざまな学習支援ツールの活用

日本の多くの教育環境で採用されているクラウド型教育支援ツールのmanabaを積極的に活用した授業を行っています。資料配布、レポートの提出をデジタル一括管理するだけでなく、小テスト、ドリルなども実施できるため、学生は自分の学習成果をポートフォリオを通じて学内外問わず確認できます。また、出席・リアルタイムアンケート・チャットシステムresponの活用により、リアルタイムに学生の意見を集めて表示できるため、双方向型・参加型の授業展開を行っています。

おもな設備

Facilities

情報処理・LL教室

机とイスを思いのままに組み合わせることができるので、学習スタイルも自由自在。グループ作業や個別の技術学習がはかどります。もちろん校内LANも整備しています。

学部の実習室

7つの実習室で、学生が利用できるパソコンを用意

「マルチメディア論及び実習Ⅰ・Ⅱ」「デジタルコンテンツ」「ウエブデザイン」「コンピュータ・グラフィックスⅠ・Ⅱ」「感性デザイン及び演習」「画像情報処理及び演習Ⅰ・Ⅱ」などで使用するために7つの実習室を用意しています。

便利で快適な3つのポイント

(1)最新型のCPUをパソコンに搭載し、ソフトウェアの操作を快適にする動作環境を整備。

(2)実習室ではすべてのソフトウェアを使用可能。授業の空き時間には自習室として開放。

(3)一台のパソコンで2つのOSを使用可能(企業や公共施設で普及している「Windows」と「Linux」を使える)

導入しているソフトウェア

企業での使用頻度が高いソフトがそろっています。

プログラミング言語

Eclipse
Visual Studio Code

統計

SPSSシリーズ他
Google Colaboratory

データベース

MySQL

グラフィックス

Autodesk 3ds MAX
Adobe Photoshop
Adobe Premiere Pro
Adobe Illustlator
Adobe Firefly

音声

Audacity
Adobe Audition

このほか「デジタルコンテンツ」の授業でビデオ撮影した映像を加工・編集できる機器やデジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラなどの撮影機器も用意しています。

Voice of Graduate

就職・資格のこと。卒業生の声より

2020年卒業 社会生活情報学専攻 株式会社横浜銀行 専攻で学んだ経済の知識を生かして金融の総合コンサルティングを行っています 続きを読む

2020年卒業 社会生活情報学専攻 株式会社三菱UFJ銀行 専攻で身につけた金融の知識があるから責任感を持って業務に取り組めます 続きを読む

2019年卒業 社会生活情報学専攻 コナミビジネスエキスパート株式会社 相手の立場で考え、伝える力を大切に、心のこもったお客さま対応に努めています 続きを読む

2014年卒業 社会生活情報学専攻 デサントジャパン株式会社 ラクロスウェアの開発が夢です 続きを読む

2019年卒業 環境情報学専攻 大和ハウス工業株式会社 目標としていた二級建築士の試験に合格。さらに、一級建築士を目指して学び続けます 続きを読む

2016年卒業 環境情報学専攻 伊藤ハム株式会社 伝えたい、「食」の大切さ 続きを読む

2014年卒業 環境情報学専攻 ミサワホーム株式会社 インテリアの知識が仕事に役立っています 続きを読む

2014年卒業 環境情報学専攻 横浜市立横浜総合高等学校 教諭 地球環境への理解を深める授業を心がけて 続きを読む

2016年卒業 情報デザイン専攻 住友電工情報システム株式会社 勉学と部活動に打ち込んだ4年間。社会人として大切な考え方を学びました 続きを読む

2019年卒業 情報デザイン専攻 日本ヒューレット・パッカード合同会社 大学で学んだプログラミング言語の知識がSEとしての業務にもつながっています 続きを読む

2020年卒業 情報デザイン専攻 東日本電信電話株式会社(NTT東日本) ペーパーレス化から獣害対策までICTを駆使して課題を解決 続きを読む

2020年卒業 情報デザイン専攻 本田技研工業株式会社 専攻の課題制作で培った粘り強さを武器に開発設備の調達を担っています 続きを読む