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  • 市村ゼミナール

     市村ゼミでは「実践的かつ学外に発信できるものを作ろう!」をモットーに研究活動を行っています。特に「生活環境を豊かにする誰でも使用可能なソフトウェア」を作り出すことを目指しており、具体的には1)ゲーミフィケーションと人工知能、2)生活環境を豊かにする研究、3)モバイルアプリを研究の柱としています。

     

    1)

    ゲームの要素や考え方をゲーム以外の分野で応用していこうという『ゲーミフィケーション』の研究に力を入れています。たとえば、子供が歯ブラシを動かすとキャラクターが動いてブラッシング回数をカウントしてくれるスマートフォンアプリを開発しています(図1)。歯ブラシに取り付けた磁石のうごきをスマホ搭載の地磁気センサー(電子コンパス)で検出します。また近年は人工知能(AI)の活用に力を入れており、子供が正しく歯を磨いているかどうかをAIによって判定できるようにしました。

    2)

    ゼミには、3Dプリンター、アイカメラ(視線検出装置)、サーモカメラなどのユニークな機器があります。例えば、3Dプリンターで出力した建材パーツを組み合わせ、それにプロジェクションマッピングを行って住宅のモックアップを素早く構築する建物設計シミュレーションソフトや、テーブルやお皿にアニメキャラクターをプロジェクションして、幼児が楽しんで食事できるようにする食育支援システムを開発しました。

    3)

    ゼミの目玉研究の1つが、モバイルデバイス向けマルチメディアアプリの研究です。例えば、スマホを腕に取り付けるだけで、厚生労働省が推奨する手の洗い方6パターンが正しくできているかどうかをAIが診断するアプリ、Android向け講義コンテンツ学習ソフトなどです。

     

     情報処理学会などの学会において優秀発表賞を受賞することもあり、研究活動は活発です。企業との共同研究もあり、その成果が新聞で報道されるなどしています。また、先生やゼミ生同士と気軽に話ができるアットホームな雰囲気があるのも魅力の1つです。ゼミ生同士で助け合いながら、卒業に向け研究に取り組んでいます。

    210601 市村ゼミナール(気になるゼミ紹介原稿) 画像1

    図1 (a) migaco:幼児対象歯みがき支援

    210601 市村ゼミナール(気になるゼミ紹介原稿) 図2

    図1(b) migacoスマートフォンアプリ

    ゼミ活動