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2024年5月2日
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2023年の夏合宿【3年生・宮城県】
夏季休暇を利用し2泊3日の行程で坂内ゼミの3年生が東松島市を訪問。東日本大震災による津波で最も甚大な被害を受けた市内野蒜地区の「旧・野蒜小学校」を再利用した宿泊施設「KIBOTCHA / キボッチャ(希望-防災-未来)」をベースに、「東松島市震災復興伝承館」「一般社団法人東松島みらいとし機構」「めぐいーと(大規模農業経営体)」において、大震災後の復興過程と生活環境の変化、新たな取り組みについて学んだ。その後、近傍の旧松山町の「株式会社一ノ蔵」で日本酒の醸造プロセスを詳細に見学した。
震災復興伝承館では、国内外から多くの支援が寄せられて今日を迎えていることへの市民の感謝の気持ちに同感した。新たな取り組みとして、食を中心にした野蒜地区の再生施設や住宅高台移転地の野蒜ケ丘におけるクラフトビール醸造などを体験した。また東松島みらいとし機構による地元雇用の創出やニュータウンでの新電力事業による地域活性化などが地道に続けられていることを確認した。さらに津波による被災農地の集約化の受け皿となった大規模農業経営体の稲麦作とハウス栽培による複合農業経営の規模の大きさに感動した。
また、50年前に県内4酒造が一つになって大崎市松山千石でスタートした一ノ蔵では、豊富な地下水と良質米によりローテクを大事にしかつハイテク技術で高品質の酒造りを目指す醸造工程をつぶさに学ぶことができた。
東松島市震災復興伝承館
東松島みらいとし機構
大規模農業経営体「めぐいーと」
日本酒醸造の一ノ蔵
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