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2024年7月10日
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朝日新聞社の川野由起記者に「メディア学基礎」でご講演いただきました
「メディア学基礎」の授業内で朝日新聞社くらし報道部の川野由起記者にご講演いただきました。取材で出会ってきた方々との交流や日本版DBSの制定までを取材してきた思いなど、学生にとって遠く感じられていたニュースが身近になるお話でした。
学生からは以下のような感想が寄せられました(一部抜粋)。
Aさん
記者の仕事とは?と聞かれた時、私は新聞の記事を書いている人という認識がありました。しかし、講義中のアンケートからも私を含め、自宅で新聞を取っている人はほとんど居ませんでした。ですが川野さんのお話を聞いていると、ネットニュースの記事を書いていることが分かりました。私もTwitterやGoogleの宣伝から朝日新聞デジタルを読んだことはあり、ネットニュースはスマホ世代である若者にとっても目に入りやすく、とても見やすいというのが個人的な意見です。
講義では、ジャニーズの性加害問題、世田谷一家殺人事件、頂き女子りりちゃん、ホストの性的搾取問題、強制不妊による訴訟、オーバードーズや東日本大震災などのニュースの話をされていました。私はほとんどのニュースの内容を知っていましたが、東日本大震災の8年ぶりに流された車を見た漁師さんのお話は初めて知りました。辛い経験をされたからこそ、最初は取材に応じなかったと仰っていましたが、何度も足を運んで出来事についてだったり、心境だったりを聞いてくれるのが記者なんだなと思いました。
Bさん
実際の新聞記者の方からの話を聞いて、今までどこか他人事にしていたニュースをとても身近に感じることができた。新聞記者は、自分が問題だと思っていることを記事にして世に発信していく仕事でかっこいいなと思った。最近ニュースでよく見かけていた「いただき女子」の話題でも、受刑者の「ごくちゅう日記」を見た時に受刑者の家庭環境のことにも目を向けてみること、ただ報道を一方向から見るのではなく、その背景も考えてニュースの報道を捉えるようにしたいと思った。そのため、加害者は被害者である場合が多いという言葉にとても衝撃を受けた。虐待を受けて育つ子どもたちが家に居場所を失うことで犯罪が生まれてしまったり、逃げたくてオーバードーズに手を出してしまったりしてしまうと知り、問題とすべきなのは、犯罪を犯した人、薬を大量摂取してしまった人だけではないと改めて感じた。
川野さんのご講演の様子
授業内容 講演会