環境情報学専攻

教員・研究室紹介

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Laboratory

氷見 英子 教授

Eiko HIMI

研究分野

  • 作物学
  • 地域創生学
  • 農業地理学
  • 植物育種学
  • 植物遺伝学

オフィスアワー

火曜日 2限(オンライン・対面)

最近の研究

・雑草を使った精油(エッセンシャルオイル)の抽出実験
キャンパス周辺で自生する植物、いわゆる「雑草」と呼ばれる植物を利用して精油を取る実験を行いました。ハルシャギクやセイタカアワダチソウの花から抽出した精油は香りが高く、雑草を利活用した商品化につながる可能性が見いだされました。

・タマネギの色の遺伝学的解析
淡路島特産のタマネギのルーツである、淡路中甲高黄の復活プロジェクトに参加しました。淡路中甲高黄から派生した白タマネギの遺伝学的な解析を行い、原因遺伝子の特定を試みました。

教員紹介

先生ってどんな人?

趣味は読書、クラシック音楽鑑賞、水族館や植物園めぐりと、旅先で現地の食文化に触れること。

<おススメ本>
「大きな音が聞こえるか」(坂木司) 
毎日何か物足りないと感じているなら是非。読んだ後、エネルギーがわいてきます。
「さみしい夜にはペンを持て」(古賀史健)
モヤモヤするとかイライラするとかガッカリするとかの感情を持て余して嘆くより、これを読んで、自分の言葉を紡いでみよう。
「マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ」(古内 一絵)
頑張っても頑張っても息苦しいとき、フッと一息を入れてくれる癒しの本。
「真昼のプリニウス」(池澤夏樹)
この本を読んで科学者を目指したと言っても過言ではない。
「居酒屋ぼったくり」(秋川滝美)
食材・日本酒・調理法、居酒屋でのストーリーからは様々なことを学べます。
「三島屋変調百物語」シリーズ(宮部みゆき)
今まで出会ったことのない、新しい世界につれていってくれます。

担当科目

  • 環境生理学
  • フィールドワークA&B
  • ビオトープ論
  • 環境とアグリビジネス
  • 食と環境
  • 情報処理実習B
  • 環境情報基礎演習
  • 社会情報学ゼミナール I・II・III・Ⅳ
  • 卒業研究

Seminar

氷見 ゼミ

Eiko HIMI Seminar

「テロワール」から地域の
自然環境と文化を考えます。

本ゼミナールのテーマは「テロワール」です。

テロワールとは「風土の、土地の個性の」という意味のフランス語で、一般的にはワインの世界の「ブドウ畑を取り巻く自然環境要因」のことを指しますが、近年では各地の特産食材などを語るときにも使われます。同じ地域の農地は土壌、気候、地形、農業技術が共通するため、作物にその土地特有の性格を与えています。食材に限らず、その土地で栽培された植物からは化粧品などの加工品があり、地域の特産品になっています。そこで本ゼミナールでは「地域」にフォーカスし、どのような特産食材や特産加工品があるかを探り、そこから土壌、気候、地形、農業技術について掘り下げることで、その地域の伝統、歴史、さらには文化についての知識と理解を得ることを目的とします。

目指していること

日常の中の「発見」を大事にします。自分で発見したことをよく観察し、調査し、考察するという一連の過程で「考える」力をつけていきます。また過去の文献を丁寧に読み込む「インプット」と、得られた知識を自分の言葉で発信する「アウトプット」の両面のスキルを身に付けることを目標としています。

進路・資格のこと

中学、高校での教員経験をもとに、教員免許取得に向けたサポートを行います。また植物や生物多様性に係る知識が必要な資格等(例: 環境カオリスタ検定、eco検定、2級ビオトープ計画管理士、2級ビオトープ施工管理士)の受験勉強をサポートします。

おもな卒業研究テーマ

  • 本ゼミは2025年度開講のため、参考例を示します。
  • 東京の在来野菜・伝統野菜
  • 「和食」に取り入れられている野菜の歴史
  • ご当地バーガーに使われている各地の食材
  • 「香り」を生み出す植物の地理的分布調査

卒業研究のキーワード

地域特産品、地域特産加工品、伝統野菜、郷土料理、エッセンシャルオイル、精油、地域振興

これからゼミを目指す人へメッセージ

「食べる」ことに興味のある方、「料理」に興味のある方、「香り」に興味のある方、そして「旅」が好きな方、大歓迎です! 一緒に「知」を探す旅に出かけましょう。

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