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社会生活情報学専攻

専攻の特徴

社会生活情報学専攻には「経済・経営学系」「社会学系」「メディア学系」という三つの分野があります。

【経済・経営学系】

 近年、情報技術(ICT)や人工知能(AI)などの情報分野に関する進化がめざましく、私たちの社会は大きく変わろうとしています。身近なビジネスの例では、コンサートのチケットなどの売れ行きをAIで予想してリアルタイムでチケット価格を変化させたり、ファッションの商品開発でAI とICTを組み合わせることで潜在的なニーズを発見したりするなど、個々の消費者に合わせた効果的なビジネスが実現されています。一方、AIの進化は雇用情勢にも影響を与えています。例えば、AIで代替できる単純な事務系の仕事の需要は低下することが予想されていますが、AIで代替できない創造性や協調性が求められる仕事の需要は増大するでしょう。
 特に日本のように、少子高齢化による経済成長の鈍化が懸念される社会では、AIやICTを活用した社会やビジネスの創造が求められています。そのためには、経済学や経営学の知識が必要になります。経済学を学べば、機械の導入によって雇用の喪失が心配された過去の時代から歴史的な教訓を引き出したり、AIの進化に導かれた社会構造の変化を予想したりすることができるでしょう。また、経営学を学べば、ビジネスのあり方や人々の働き方を深く理解し、最先端の経営戦略やマーケティングの手法を身につけることもできるでしょう。
 こうした経済学や経営学の理論や方法を学べる場が、社会生活情報学専攻の経済・経営学系です。

【社会学系】

 30年前と比べて、女性の人生は大きく変わりました。かつては結婚をして家庭に入る女性も少なくありませんでしたが、現在では結婚しても働き続ける女性が増えています。そもそも生涯結婚をしない女性も増え続けています。このような変化はなぜ起こったのでしょうか。多くの理由がありますが、背景には地球規模での価値観の変化や、社会の人々のつながり方の変化があるでしょう。女性の人生に対する考え方も、人生において達成できることも多様になりました。
 これらの変化は今後さらに激しくなるでしょう。これからの女性は、今までと全く違う新しい社会の中で生きていくことになります。その変化に対応するためには、社会を見る視点や社会の構造の変化を理解することが、人生を充実させるために不可欠となります。そのような視点を獲得するための素材を準備することは、社会学や社会心理学がもっとも得意とすることです。ジェンダー、労働、産業、地域、文化、環境、福祉・医療など、さまざまな側面から現代社会を研究する学問が社会学です。そして、現代社会のなかで生きていく私たちの心理や行動を研究する学問が社会心理学です。
 社会学系での学びをとおして、一生にわたって使える視点と、考える素材を身につけてください。

【メディア学系】

 私たちは、さまざまなメディアに取り囲まれて生きています。書物、新聞、雑誌、映画、ラジオ、テレビ、パソコン、スマートフォン等々。これらのメディアなしには、私たちの生活や社会は成り立ちません。一度も会ったことがない人を「知っている」と思うのはなぜでしょうか。「美しさ」や「正しさ」は、誰がどのようにしてつくり出しているのでしょうか。メディアは人と情報、人と人、人と社会を媒介するものです。その結びつけかたによっては、社会を良い方へも悪い方へも動かす力を持っています。
 メディアは、今も急速に変化し続けています。変化の速さ、状況の複雑さは、過去とは比べものになりません。情報の量は増えるばかりなのに、その受け取り方や発信のしかたには「正解」がないのです。そんな社会で安全に、有意義に生活するためには、何が必要でしょうか? 
 メディアに対する理解をとおして、メディア社会を生き抜く知恵を一緒に学びましょう。