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坂内ゼミナール

坂内ゼミの昨今

2022年04月11日

 坂内ゼミでは、「持続可能な食と環境」を探究します。環境問題や経済問題、社会問題を正確にとらえ、私たちはどのような暮らしを求めるべきかという問題意識をベースに、食の生産・流通・消費・廃棄・残渣・再利用といった一連のフードシステムを考察対象に、持続可能な資源循環型社会のあり方を考えます。このゼミでは、フィールド調査を交え最新の情報収集を行いフードシステムの実態把握に重点をおきます。

 

2022年度4年生のゼミ風景
 今年度、4年生ゼミは9人です。夏休みに入る頃からは卒業論文作成で忙しくなるよ、と“予告”されています。

 

2021年度4年生卒業研究のテーマの紹介
 3月に卒業した2021年度のゼミ4年生は15人で、卒業研究論文のテーマはつぎの通りです。
「パン製造小売に見る食品ロス削減」
「食品ロスの削減を食育の観点から考える」
「フードバンクと子ども食堂における居場所づくり」
「食と長寿の関係性を長野モデルから探る」
「百貨店のデパ地下における食品ロス削減について」
「百貨店における食料品のロスとリサイクル」
「廃食用油から再生可能エネルギーへ ―バイオディーゼル燃料に着目して―」
「食品ロス対策としてのエコフィード」
「コンビニエンスストアの食品廃棄」
「うなぎの絶滅危機と鰻屋」
「輸入羊肉の現状とラム焼肉専門店の廃棄問題」
「アスパルテームのこれまでの評価と安全性について」
「食品添加物としての人工甘味料について ―過剰摂取による中毒性の観点から―」
「現代人における砂糖の問題」
「フェアトレードについて ―国内外での認識の違いから考える―」

 

2021年のフィールド調査の中の一つを紹介
 家畜の飼料製造企業が食品加工場やスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどと契約し、未完成品や廃棄食品を細断・粉砕、液状化して主に養豚企業に供給する飼料をエコフィードと呼び、食品ロス削減策にもなっています。そのエコフィード製造工場を見学し、また現在、この企業が抱えている様々な課題をヒアリングしました。




(上)ハンバーグ・バンズや食パンの耳、未完成パスタなどを原材料に、(下)エコフィードとして液状化、
タンクローリーで養豚場に配送し、液体飼料として給餌される。