2022年夏の合宿
2022年10月05日
【3年生・山梨県】
この夏季休暇中に坂内ゼミの3年生は、2泊3日の合宿の間、北杜市にある山梨県畜産酪農技術センターを訪問し、フードサプライチェーンの最上流となる畜産や酪農分野の試験研究事業について説明を受けた。その後、同センターの研究施設を見学し、各担当者から現場での実証研究の内容について話を聞き、さらに、ほとんどの学生が普段の生活では接することのない飼養されている搾乳牛や生まれたての子牛、ビニール・パッキングされた巨大な牧草を間近で見ることができた。
また、山梨県はブドウの生産に合わせてワインの製造も盛んであることから、甲府市内のサドヤワイナリーを訪問し、ワインの製造工程を詳しく学ぶことができた。





【4年生・宮城県】
おなじく夏季休暇中に2泊3日の行程で坂内ゼミの4年生は、東日本大震災による津波で甚大な被害を受けた東松島市を訪問し、市の一般社団法人東松島みらいとし機構において、大震災からの復興過程での環境の変化やその後の新たな取り組みの現状について説明を受けた。その後、東松島みらいとし機構が事業主体となって取り組む太陽光発電の施設と、これと一体化したスマート防災エコタウンを見学した。この地域新電力事業の狙いは、直接的には再生可能エネルギーの地産地消として地元の産業や市民に安価な電力を安定供給することであり、間接的には地元資源を活用した電気を購入することで地元に雇用を生み地域活性化を図ることである、という地域本位の在り方を学んだ。
また、同市内の被災地域における農業再興の代表的な姿であるイチゴの大規模ハウス栽培施設(イグナルファーム)を見学した。さらに、50余年前から仙台市青葉区作並で原酒工場として操業するニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所を訪問し、ウイスキーの製造工程や歴史を学ぶことができた。



(ソーラーパネル写真:東松島みらいとし機構ホームページから)

