佐藤ゼミで新たな自分発見!
2011年11月15日
佐藤ゼミ3年のG.Yです。こんにちは。
佐藤ゼミは、主に現代企業の経営戦略や組織構造などについて経済学の視点から学び、企業業績の分析や業界固有の課題について研究しています。
現在日本は不況状態からなかなか抜けだせず、経済全体が落ち込み、私たちの就職活動も氷河期と言われています。しかし、不況下でもめざまし成果をあげている「優秀企業」や中小企業でありながら全国展開、海外展開している企業なども多数あります。これらの企業がどのような戦略と信念を持ってやっているのかを考えて討論し、レポートにまとめています。身体障害者を積極的に雇用している会社や、地理的に不利な立地条件であっても日本全国から入社希望者が絶えない会社など、概してハンディと考えられがちな事柄を企業競争力の要因であると捉え直して、みな生き生きと喜びがあふれ、しかも継続して収益をあげている事例をみると、戦略的思考と人間力の大切さを実感します。来年の就活で、自分に合った企業を探したり仕事を覚えたりする際にゼミで学んだことを役立てたいと思います。
夏のゼミ合宿を8月末に山梨県清里高原で行いました。清里は各地からの家族連れや年配の方たちが多く、賑わいを見せていました。2泊3日のスケジュール作成、コテージの手配、食事の買い出し、会計など、ゼミ幹事3名を中心にゼミ生全員が協力して実行するのが佐藤ゼミの慣行です。
今回の合宿では、経済学の入門書をもとに、各章を11人で振り分け、各自が用意したプレゼンを発表し、経済社会の経済主体となる家計や企業の活動を切り口として、市場機能、貨幣の役割、雇用など経済社会の仕組みや経済の理論を勉強しました。また、自分が興味をもっている業界や職種を選んで現状を調べてくるという課題も浮上しました。
ゼミ合宿を通じて、自分では考えなかった疑問にもみんなが鋭い指摘をし合い、ますます明確化していかなければならない目的意識が生まれました。お互いによい刺激を与えられた機会だったと思います。
もちろん合宿は、勉強だけではありません。素泊まりのコテージであったため、食事は自分たちで作ります。1日目の夕食は毎年恒例のカレー作りをしました。割り当てられた役割に関わらず、各自ができることをてきぱきとこなして準備し協力して作ったカレーは一段とおいしく出来上がりました!!また、2日目の夜にはBBQは、みんなでアイディを出しあって作った特製焼おにぎりやじゃがバターは、絶品でした。



今年の佐藤ゼミは、仲良しグループが寄せ集まった集団ではありませんでした。ゼミ発表の時はしっかりと勉強して、はしゃぐときは思い切りはしゃぐというように遊びと勉強のメリハリをしっかりついているのは、歴代共通しているそうですが、普段と違う環境の中で普段話す機会が少ないゼミ生との距離もぐっと縮まり、「歴代の中で屈指の生産物」と佐藤先生が評した料理が食卓に並んだ背景には、何か目に見えない戦略が働いていたのかもしれません。
時間は本当にあっという間にすぎ、2泊3日は私にとって多くのことを吸収できた合宿だったと思います。私自身普段一緒に過ごしていた友人達と別々のゼミになり、今までとは違う環境の中に飛び込んだ当初はとても不安でした。しかし、それが今ではよかったと思っています。ゼミ生たちは就職に対する意識が高い人が多く、その中で過ごすと、このままの自分ではいけないという気持ちが強くなりました。勉強に対する姿勢、就職活動に対する熱意が、半年前の自分とはかなり変わったと感じています。佐藤ゼミに入って、知らない自分を開拓するチャンスが広がったと思っています。
最後に、今回の合宿での一番の思い出といえば、夕食と温泉の後、お酒を片手に止まることを知らず語り明かした女同士のガールズトーク。話の中身は、もちろんわたしたちだけの秘密です。

